職場内で、自己紹介ページみたいなものがあって。
通常の業務に加えて構造改革によるややこしく面倒な雑務の合間で、「正直こんなことしてる場合か!」とイライラしたけど。
中には、「(放置されてたから)嬉しかった」という声もあったそう。
この時、聞いた。↓
私は最低限の情報しか記載していない。
プロフィール写真も無視。
趣味も目標も何もかも空白で、半ば喧嘩腰のような形で提出した。
でもようやく時間ができて、ちらっと覗いた中で、同じフロアの20代の女子かな。
その子のページ見たんだけど。
ジャニーズ系のファンであった。
趣味に「推し活」と書かれてあって。アイドルグループの名前が書かれてたわけよ。
いや、そこはまあ、いいのよ。
誰にだって推す対象くらいいてもおかしくないさ。
でもさ、載っけてる写真がさ。
自分の顔プラス、
・コンサートに行った時の写真
・自作の応援うちわ(メンバー全員分)
・光ってるサイリウム
・推しの誕生日を祝ってそうなやつ
お前、どんだけ写真載っけるねん、と言いたくなるレベルのもので。
作り込まれたコラージュっぽいアルバムの1ページみたいになってた。
すげえな、と。
ここまで自分の「好き」を前面に押し出せる人もまた、珍しい。
しかも、それを職場という場所で。
グッズとか日用品でさりげなくアピール、くらいならともかく、ここまで前面に推してくるかぁ。
その子、いつもお昼休み、ちょっとしたスペースで一人動画とか見てる子なんです。
仕事してる感じは、しっかりしたお嬢さんかなぁ(少なくとも私よりも)と思えるんだけど、でもこの前エレベーターで同乗した時も、なんか愛想がなかったし。
可愛いけど、ちょっと暗い感じだなぁと。
そう思ってたからこそ、この意外感。
韓流とかドラマとかが好きそうな子っぽいイメージだったから、そっちかぁと。
でも、私もさ。
小学生の時は、この子ほどではないけど、好きなものを多少は好きと言えてた気がするのよ。
だけど陰で馬鹿にされてたとかさ、そういうのもあって段々言えなくなってしまったのよね。
そういうことがなければ、今も純真に、堂々と写真をアップできてたのかもなと思うと、ちょっと遠い日が思い出される。。。
でも、そうだとしても、そこまでアピールできるもん?
普段の様子と、そのページの熱意があまりにも別人すぎて。
以前書いた、「(放置されてたから)嬉しかった」という声、もしかしてこの子なんじゃ?とすら思えてきた。
それくらい、ページの作り込みがすごかった。
いや、これはいちファンとしての使命だったのかもしれん。
今、色々と大変な時期ではあるけれど、こういう時こそファンの力の見せ所だと思うから、頑張って応援して、その気持ちを伝えてあげてほしいもんです。