時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

話題のヒルドイドの話

ニュースにて、このヒルドイドっていう薬の患者自己負担率が上がるというのを知った。

ヒルドイドとは、皮膚の乾燥や皮膚炎などの保湿・血行促進剤のようなものらしい。
自分もこれを処方されたことがある。

しかしこの薬、なんでも美容目的で保険料金で購入して使用する人がいるのだという。
はぁ?

ヒルドイド

クリームタイプなどもある(これはローション)

保湿・血行促進剤という記載がそうさせているのか、よく分からないけど。
なんでまた、そんなものを。

まあ美容目的と言っても、その人が本当にそれ目的で使ってるかどうなかんて、把握できないはずですけどね。
(一体、何を根拠にそうと決めつけているのか?)

それに、たとえば私は肌の乾燥として処方してもらったけど、肌の乾燥と一言で言っても、その程度はさまざまで。

痒みを引き起こすほどのレベルなら医療目的なのか、カサカサした感じが気になるだけのレベルなら美容目的なのか。
その感覚は人それぞれでしょう。

そもそも痒みそのものが、痛みに比べて「たいしたことない」と軽んじられるレベルなのだ。

おまけに人は年齢を重ねれば水分が失われ、皮膚は乾燥していく。
その対策を、医療ととらえるのか美容ととらえるのかは難しいですね。

そもそも肌の保湿というのは、医療に入るの?それとも?

 

しかしだ、私は病院で処方してもらうものを好き好んで日常に使いたがる人がいるってことに驚きよ。

病院でもらうものを、私はできれば使いたくない。いつも仕方なく使ってる。そこにどんな付随的な作用が引き起こされるかなんて、分からないから。

そう思ってるからこそ、人の価値観ってのは、白から黒までさまざまなんだなと思いましたね。

でも実際、皮膚のトラブルは大変なのです。

特に女は、体温がコロコロ変わるから治ったと思っても次の波が来る。
美しさという観念だけでなく、肌トラブルが多いのは仕方がないことでしょうし、悩む人も多いはず。
最近はいろんなものが飛んでますし。

この薬で痒みの発症を予防してるって人も、そもそもそんな保湿剤を使わないと維持できないって時点で、おかしなことかもしれない。
何事にも原因はあるのでしょうが。

 

今回のニュースでは、とにかく医療費が圧迫してるから、美容だか何だかよく分からんことに使ってる人が一定数いるのなら、少し値段を上げないと維持できないってことでした。
(あるいは、皮膚トラブルは痛む病気に比べてたいしたことないと思われているのか)

この医療費問題は深刻だし、ものすごく身近なものです。

うちのババアもかつて、1割負担だかで大量にもらったロキソニンテープ含む湿布を、運動部の孫や肩こりが酷い娘さん(私の叔母)に渡してたっていう事実があって。

私も昔、もらいましたよ。
「肩凝ってない?」って、叔母から。
タダみたいなもんだから、あげるわって。

これじゃあ医療費なんてバカヤローだよ。
もう皆保険なんて無くせば?って言いたいわ。

で、その叔母はその湿布を毎日のように24時間貼ってたわけ。
で、「胃の調子が悪い」とか言うのよ。

湿布の副作用に「胃が荒れる」的なこと書いてるやんと。
そういうのを読まない人、その説明を薬剤師から直接されてない人が、人がもらったものを大量に使って次は胃薬をもらうのよ、どうせ。
(薬剤師さんって、物腰も柔らかいし本当に丁寧だといつも思う)

アホみたいやわ。
しかも本人、それが原因だって気付いてなくて、ほどほどにしときなよって指摘してあげてもピンときてなかった。

なんだろう、湿布を何かのリラクゼーションくらいに思ってるんですかね?

あれは皮膚から吸収する鎮痛消炎薬という、れっきとした薬ですよ。。(大丈夫かよ)

それなりの常識人(だと私は思っている)ですらこの認識、もうやめちゃえば?
このままだと、一向に医療費が減ることはないでしょうね(キッパリ)