時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

大人が遊ぶバドミントン

この年になって、同い年30代の友人と芝生のある公園にて、バドミントンなどの遊びをやってきました。

バドミントンを休日にやるなんて、それこそ20年ぶり。

やってみて、ラケットに全然シャトルが当たらない。
だから全然続かない。

私も友人も、バドミントンなんて子どもの頃に公園で家族とやってた程度の初心者。

今思えば、休日に車に乗って出かける公園での定番の遊びだったなぁ。

あの頃はもう少しまともに打ち合えてたのに、今では当たっても、上から下に振り下ろすがごとく相手のエリアに短く突き刺さる。

まるで試合でもしてるかのように緊迫したバドミントン。

続いても定位置で打ち合うことができず、左右に動かされ走らされ、改めてスポーツとしてのバドミントンの運動量というか。
ハードさが身に染みた。

おかしいな、休日バドミントンって芝生の定番だと思っていたのに。

上手い人ってのは、バレーでもなんでも高い位置で気持ちよく打ち合えるのに、下手な人はどうして地面とほぼ平行に飛んでってしまうのか。

9月の日差しの中で30分もやってたら汗がにじみ、できなさすぎて笑え、思った以上に体力が奪われる。
子どもの頃は、もっと長時間、遊んでいられたのに。

 

バドミントン

楽しくもハードなバドミントン

その後は、ゴムボールでキャッチボール遊び。
これまた、子どもの頃に家族とやってた定番の遊び。

20年ぶりになるけれど、こっちは身体がちゃんと覚えているもんですな。

綺麗には投げられないけど、それなりに飛んでいくし両手でキャッチもできる。

そしてバドミントンと比べ、動く量が圧倒的に少ない。
ほぼほぼ定位置で投げ合うことが可能。これは楽だ。キャッチボールは、カロリーをそれほど消費しないスポーツらしい。

ふと友人が「左投げ!」と言いながら、左手で投げてくる。
なるほど左で投げたら、普段動かさない左の肩甲骨を動かせていい運動になる。

しかも、結構まともに飛んでいく。
むしろ、変な投げ方のクセがないせいか、右手よりも素直に綺麗なカーブを描けている気がする。

だけど。

普段こういう動きをまったくしないから、身体に痛みが生じます。

あんなに腕を肩甲骨から動かしてるのに、痛むのはまさかの肘。
投げ切る時に、肘を思いっきり動かすらしい。

この経験から、ピッチャーが何よりも肘を痛めることに納得しました。

他にも色々やって、だいたい休憩込みで3時間もすれば満足。というか1時間遊んだだけでも満足。

外遊びから得られる充足感は、なんとコスパがいいこと。
かけた時間と満足感でなら、これほど高い効率性もあるまい。

大人も、こういう遊びを取り入れるべきだ。
公園に遊びに来ていた家族連れも、実は張り切ってるのはお父さんだったりする。

ジムなんかに通うより、よほど心身も満たされる。当然、翌日は筋肉痛よ。

 

しかし、この試みの最もおもしろいことは、これを近所の公園ではなく他県でやったってこと。

わざわざ安くない交通費かけて、こんなどこでもできる遊びをやる30代なんて馬鹿みたいって?
「子どもかよ!」だって?

ちがうちがう、これは大人の遊びなのだ。

近所の公園でもできることを、あえて地元から飛び出し、高速バスを使って1万円近くかけて向かった他県の公園でやることこそが本当の大人の遊び。

大人の余裕ってやつよ。