前回の続き
さて、いくつかの不安要素を抱えながらも、ドラえもんXRライドに挑戦!
結果。
死にました。
*ここからはXRライドに乗ったのが、乗り物に比較的弱い成人女性ということを踏まえてお読みください。
(ちなみに同じUSJライドでも、スパイダーマン乗車は余裕です)
あのですね。
このライドは、頭にはヘルメット的なゴーグルを付けて映像を見ながら楽しむアトラクションです。
そしてライド自体は、安定した感じの丸っこい2人乗りの乗り物。
決して暴力的じゃないデザイン。
ただ予想外だったのは、それがレーンとくっ付いていて、その乗り物が前に普通に進んでいくことです。
正直、映像を見るのは知ってたけど、前に進んでいくものだとは知りませんでした。
そして、その映像は3D系。
事前に、
「自分で装着し、現れた文字の位置を指さしてください~」
ってクルーさんからのアナウンスがあったんですが、この時点で不安がいっぱい。
私、そういうの苦手なのです。
先生が、
「では一緒にやってみましょう。ガスバーナーを使うには、まず上の輪を回し~」
っていうのを見ながら、手元でその通りにやっていく。
あるいは、
「まずワードのアイコンをダブルクリックして開いて~」
っていうのを聞きながら、手元でその通りにやっていく。
こういう作業、真剣に聞いて真剣にやらないと、ひとたび遅れてしまったらすぐにパニックになってしまう。
(できない人ほどダブルクリックのタイミングをミスってやりすぎて、何度やっても開かない)
こういう要領が悪くいつも見当違いなことしてアタフタしてる、そんな子どもでした。
だから自分で調整も指さしも出来ずに、確認に来たクルーさんがわざわざ調整してくれました。早くも不安が付きまとう。
そうして始まったデス・アトラクション。
あんな安定感のある乗り物のどこに、あんな激しい動きをする機能があるだなんて予想できたでしょうか。
まさかここまで激しく振り回され、下に突き落とされるとは思いもしませんでした。
上下左右に身体が振り回される激しい動き(まさにトルネード)に、私は小学生の時に交通安全教室で見た、「人形が車にはねられて数メートル飛んでいく映像」を思い出しました。
安全バーがまるでプレイステーションのアナログスティックみたいな形だったのですが(絶対違う)、右手で安定しないヘルメットを抑え、左手でバーにしがみつき。
振り回されるたびに、
「死ぬ~~!」と叫んでました。
もう映像なんて見れない。
目を開けてられない。
動く乗り物に必死でアナログスティックにしがみ付き、飛ばされまいと命がけ。
まさに必死。
もはやストーリーも不明。
事前アトラクションの説明の中で、
「行方不明の女の子を探してるの!」
なんてネコ型産業スパイに言われていて、「その子を探す旅なんだろうな」とは思っていたけど、最後まで乗っても、その目的が達成されたかどうか分かりませんでした。
気付いたら、「がんばったね!(cvわさび)」なんて言葉をドラえもんがかけてくれていた。
(ああ、確かに頑張ったよ。死ぬまいと必死だったわ・・・もっと褒めて!)
なにより、映像が途中で止まったんですよ。
ドラえもんがスモールライトだか何だか怪しげなライトを照準したあたりで。
でも音声だけは変わらず流れてて。
乗り物も勝手に動くし。
もうどうなってるのか、もはや2重の意味で恐怖。
恐ろしい乗り物でした。
(あとで調べたら、ジャイアンやしずかちゃんが出てきたらしいけど、知らない!私らが乗ったXRライドには彼らは登場しなかった!←怖くて目をつぶってただけ)
終わったことで、心の底から「助かった・・・!」と思えた経験なんてそうないでしょう。
私は終わってしまえば後を引くことはなかったけれど(むしろ想像と違いすぎてて爆笑したかった)、隣に座ってた友人は終わった瞬間ぐったり。
なんとか外にまで出られたけど、出口付近のベンチでそのまま座って。
「酔った・・・」と力なく一言。
しばし休憩して、「トイレ行くか?」と立ち上がった瞬間、口元を抑えて半分倒れ込む。
その後、どうにかしてお手洗いにまで進み、どうやらスッキリした模様。
ライド前にチーズ系のピザとジュースを胃に入れてしまったことが敗因だったそうな。
(お手洗いが近くにあってヨカッタ)
それ以降、激しい乗り物は一切無理!ということで、早々にのんびりする方向へと切り替えたのでした。
つづく