今の職場では、基本見た目がめちゃくちゃ堅物だと言えそうな方は少ないんだけど。
課長クラスになると、生真面目を絵に描いたような方もポツポツいらっしゃる。
あくまで見た目の話だけど。
その中の一人である課長さんは、年齢は50代前半ほど。
かなりの近視らしく度の強いメガネをかけていて、目の印象が厳しく見える。
というか小さいから、みんな同じ表情に見える。私もそうであるが。
なんとなく神経質な学校の先生か駅員さんとかにいそうなイメージで、頭が良さそうに見える。
事実それだけ出世してるなら、頭もいいんだろう。
笑ったところを一度も見たことがないくらい、絵に描いたような堅物である。
大笑いしているところを想像もできない。
そんな方だけど。
職場では、自己紹介みたいな感じで一人一人の紹介を日替わりで投稿する週間というのがあって。
その方、そこで「趣味:バラの栽培」とあって、そのギャップにたまげた。
正直、その投稿を見て一気に隠れファン、いえ隠れ「推し上司」に個人的にノミネートされました。
でも、そう思っていたのは私だけではなく。
職場には他にもガーデニングがお好きな派遣社員の方がいらっしゃって、なんかその話を私はこっそり聞いてたんだけど、
そこでも
「○○課長の趣味がバラの栽培ってことを知って~」
「見る目が変わりました(いい意味で)」
「そうそう、キャー!」
なんて黄色い会話が繰り広げられておりました。
ちなみに40代の方々です。
(これはバラ園のバラ)
やはり、女性はいくつになってもギャップに弱いのですよね。
なんでしょう、意外な一面に何かが突き刺さるのです。
おそらく、普段見せている仕事をする男の顔ばかりを見て、それはそれで素敵だと思うし、逆にちょっと怖いなと思う所もあるけれど。
家では、また別の顔をして家族と接しているのが、ギャップを通して見え隠れするからでしょうか。想像を掻き立てる。
たしかに、どんな格好でバラを育てているのかが気になってしょうがない。
というか普段スーツ姿を見慣れているせいか、この方、夏はTシャツとか着るんだろうか・・
なんて想像してしまう。
やはり、普段見せている顔とは違う「素の顔」の想像が掻き立てられるからこそ、そこに魅力をまた感じてしまうのでしょう。
そんな意図はないんだろうけど、そういうギャップを作り出すっていいですね。
私はどうだろう。普段、大人しく無口な感じでやってるから「趣味:ロックバンド」とか書くとギャップになるのだろうか。
ハードルが高すぎる。
ちなみに私はバラを育てはしないけど見るのは好きなので、今年も春には各地のバラ園に行ってみようかと密かに画策しています。