友人は現在、結婚活動(それとも婚姻活動?)に励んでいて。
一応、大手のそうしたサービスに登録して、デートを繰り返しているそうだが。
とにかく「まともな人がいない」と嘆いている。
実は彼女、数年前には相談所に通っていたこともあって、その際にも「まともな人がいない」と嘆いていた。そこから少し活動から離れ、再開したというわけだ。
彼女の言う、まともな人ってのは何だろう。
とりあえず、まともじゃないと判断した理由として。
とにかく自慢話が多いことを挙げていた。
仕事でこういうことをやりました。
実家はこうです。
土地もあります。
実家も近いので、子育てにも協力的です。
全部、結婚を決める要素として、まったく勘違いも甚だしい!!!
と彼女はお嘆き、どころか怒りで燃えていた。
女の視点と、男の視点ってのは、ここまでギャップがあるもんですねぇ。
彼女は、自分がどういう人間なのか、趣味はどうなのか、共通の話題は・・・と手探りで模索したいのに、まったく関係ない自慢ばかりで頭痛がしてきたそうだ。
「そんな自慢を延々と聞かされるこっちの身にもなってみろ。
そんな自己PRは、転職の際に人事部にでも披露しやがれ!!」
・・なるほど、燃えとる。
どうも男性はアピールを、仕事で上司に評価してもらえるようにするものだと思ってるみたいですね。
というか、キャバクラとか綺麗なお姉ちゃん相手にやるような。
そりゃお姉ちゃんは仕事ですから、そういうアピールに対して無下にはしないでしょう。
男だって、それが気持ちよくて行くわけでしょうから、そこには需要と供給がうまいこと成り立っている訳です。
しかし。
結婚となると、そうした関係は成り立たないってのは男性でもお判りでしょう。
女側も、お金をそれでもらえるなら我慢してでも自慢を聞きますけど。
もらえないんじゃねぇ。
なんで、そんな自慢ばっか聞かなアカンの?って、そりゃ逆切れもしますわな。
でも意外と、こういう男性は多いそうな。
単に自慢がしたいのか、それとも、そういうことに女は惹かれると思っているのか。
私は男ではないのでその真偽は不明ですが、男女間にギャップがあることだけは分かります。
もちろん男側も、女のアピールに内心「そういうことじゃないんだよなぁ」と思うことはあるでしょう。
つーか、それを教えるのが、相談所等のサポーターの役割だと思うんですがね。
職務怠慢じゃございません?
そりゃ、両者の我儘を聞いてたら、時間がいくらあっても足りないでしょうけど。
基本的なことを教えてやらないと、恋愛ができなくてここにたどり着いた男女は、互いに異性の思い込みや変な夢ばかりにとらわれて、一向に結ばれませんよ?
それとも金蔓だから放置ですかね?
まあ、彼女の言う「まともじゃない」ってのは、それだけではないと思うんです。
仕草ひとつとっても、「お前のその顔で、そんな仕草をするな。笑いを堪えるのに必死だったわ」と辛口。
他の女はどうだか知らんけど、彼女の言うまともな人ってのは、
「仕事をしていて、誠実であり、趣味のひとつやふたつを持っている」それくらいなんですけどね。
もちろん、そこは最低ラインで、あとは感覚が合うかどうか、とか。
そういう部分にはなるけど、それ以前の段階で脱落する輩が多すぎる!と。
別に顔も求めてないし、収入も求めていない。(彼女は超安定の公務員)
もちろん、年齢も。(高校の頃から40くらいが好みと言っていた)
それだけ範囲を広げているのに、どうして、何故に。
誠実という言葉が似合わない男ばかりが、世にあふれているのか!!
まあ、だからこそ、ここまで残ってるんでしょうけどねー。
中身というよりも、これはアピールの仕方、つまりはコミュニケーションといった、表現の問題だと思うんだわ。あとは勘違い。
で、本題のまともな人ってやつだけど。
どうなんですかね。
まともって、なんでしょうね。
どこで判断するんでしょうね?
友人は普通に働いて、普通に会話ができるから(自慢もしない)まともっちゃ、まともだと思うけど。
自慢をしないで、趣味とかの話をしてくれる男性。もちろん変な仕草もしない。
挨拶ができるとか、そういう大人として常識的なことは当然として。
普通にいそうだけどね。
じゃないと、日本という国がヤバすぎるだろ。
私は、自分で言うのもアレだけど、まともではないと思います。
2度の無職と引きこもり、10年の内その半分しか働いていない。
すげえ感情的になって爆発する。すぐに泣くし怒る。
もう、この上なく泣き虫である。
こういうの、彼女の言う「まとも」には当たらない気がするんだよなぁ。
さらに、無職なのに50万使っちゃうし。
キャラクターグッズのために1日で5万も使ったことあるし。
友人の話をネタにしてるし。
そういう事実を、その友人には明かしていない。
色んな意味で、彼女の周りで一番まともじゃない人間は、自分かもしれないと思った。