世話になってた派遣会社の方が、このたび退職されるそうな。
40くらいの女性の方で、親の体調が悪くなったり、家族が多忙になったことなどが退職の理由だと告げられた。
仕方がない。
前の職場でも同じく40代の同僚が、義理の母の具合が悪く自宅療養に専念するとのことで退職されていたのだから。
その同僚の方もおっしゃっていたけど、唐突に休むことになるのが心苦しく、それなら退職した方が楽という。
非正規ですらそれだもの。
中には、介護だけの生活は逆に苦しくなるから、仕事してた方が気分転換になっていいという介護経験者もいたけれど、まあ、それぞれだよね。
片時も目が離せないような状況じゃあ、それすら難しいでしょうし。
いずれにせよ、仕事1本だけして生きていくわけにもいかないのが、女の面倒なところです。
派遣会社の方は、やっぱり色んな所に動き回る仕事のため「定時ですハイ終了。」ってわけにも、いき辛いんですかねぇ。唐突な休みでどうにかなるような仕事でもないのでしょう。
でも本当に滅茶苦茶しっかりされてた方だったので（じゃないと女だてら、続けていけないよ）、私個人としては、とても残念。
話ができるのも、いい気分転換になってたし。
そうかぁ、残念だなぁ。。
そしてそれを聞かされた後すぐに、隣の席の同じ派遣社員の女性も年度内で退職するという。
なんで、そんな・・・
ご家庭の都合、仕方がないと分かってはいるけれど。
その方も、派遣スタッフの方と同じくらいの年齢で。
ちょうどそれは、親が弱ってくる年代なんですよね。
私の叔母も、そのくらいから親と同居を始めたし。
人生は自分のものだと言っても、自由にやっていける時間なんて案外限られてるもんですね。
ああ、だから私は女が嫌なんだ。
女というか、女が持つ役割が嫌。
親戚が集まっても、男は宴会、女は裏でご飯やら何やらの準備で。
子どもの頃から女だという理由から、他の男児は放置なのに自分だけ無問答で手伝わされるのが嫌だった。
そしていつの間にか、そういう場に行くこと自体をやめた。
小学生の頃、女の子たちが何か作ってて、思わず「すげー！」って叫んだら、「え・・・」と引かれてしまった記憶。
それを恥ずかしく思ったことを、今でも忘れてない。
私、今まで全然気にしてこなかったけど、めっちゃジェンダーに関して色々持ってたらしいことに初めて気づいた。
え、そもそも私は一応は性別はメスだし身体もメスだけど、別に心がオスってわけじゃないよね。
女・男を平等に素敵だと思うけど、別に普通だよねぇ。
そもそも、身体と精神で性別が一致してないっていうけど、それは何を基準に？オスを好きならメス？メスが好きならオス？
・・・深い話になってきたけど、とりあえず、去っていく者がいるのは本当に寂しい。
でも、去っていく側が一番寂しいのも分かってる。
さびしいな、この時期・・・
