アルバイト選びに大失敗し、以来、仕事探しに迷走している者です。
もう自分一人で何かを考えるのはとっとと諦めよう。
ひとまず血迷って人材センターに登録してみた。
そもそも一人で仕事を選ぶこと自体が、無理な話だったのよ。
そもそも学生時代、学校の就職センターみたいなところに頼らずに、自分でどうにかしようと思ってた時点で、私の人生は破綻していた。
こういう話を聞いたことがある。
プロゴルファーのタイガーウッズは、彼より上手い人間などいないのにコーチを付けて見てもらっている。
それは、その方から何かを学ぶというよりも、自分を客観的に見てくれる人が必要だから、コーチを付けて、日々観察してもらっているのだという。
自分一人では、ちょっとした違いや変化に気付きにくいが、それを客観的に見てもらえば、簡単に間違いに気付きやすい。
ここで、「自分は誰よりもうまいから、自分以下の人の意見なんて聞く必要がない!」なんて思ってしまえば、そこで終わり。
実力がある人は、いろんな人の意見を素直に聞ける人と、よく言うよね。
そう、下手な人ほどプライドが高いのです。(なぜか)
それなのに、私ときたら「人に頼って就職先を見つけるなんて・・・」と変にプライドばかりが高いため、人に頼らず自滅したのだ。
人はうまく頼ればいい。
そうやって、持ちつ持たれつなのが社会ってものじゃないの!
あの頃の自分に説教してやりたい。
基本、失敗する人は、こういう時に周りの存在を無視する輩です。というか、私の場合、ふさぎ込んで周りの人間を遠ざけてしまうんだよな。孤独に籠る人間。
さて、登録するのに面談が必要らしい。
今どきはオンライン面談なんですよね。事前に予約を取って、時間になったらオンライン上の面談室に入ります。
こっちは、ヘッドセットまで付けて準備完了。
どうやら担当の方が付くらしい。
事前にフォーム入力して送っていたプロフィールみたいなものを向こうが見ながら、
まずは経歴の確認なんかから始まって、持っている資格だとか。仕事の条件とか。そういうのをお喋り。
別に大したことを言ってないのに、「変わっている」的なことを言いだす担当。
別に、そう思われることには慣れている。慣れているけど、気にはなる。
バイトをすぐに辞めてしまったことも話したよ。
話を聞いたところでは、これまでやってきた仕事に掛け算で、何か新しい方向を見つけて行く方がいいのでは?ってことになって。(そうそう、こういうキャリア相談みたいなのしてほしかったの。どこでやってる?)
事務と一言で言っても、個人でできる所が案外人気だったり(それだけ、事務はしたいけど連携とかチームの雰囲気に左右されたくないと思ってる人が多いってことね)、実はCADが使える方が仕事を選び放題だったり(そういう案件が多いのに、対応できる方がほぼいないらしい)。
やっぱり、一人の頭で考えることの限界を感じますねぇ。仕事探しって、情報戦なのよねぇ。
でも正直、派遣で働くって、ネガティブなイメージばかり持ってる。
というよりは、高校時代から、非正規社員の生涯年収はこれくらいだの、正社員はこれくらいだの、高卒ではこれくらい、大卒ではこれくらいと。
グラフなんかに表されたものを、いっぱい見せられて洗脳されてきたわけですよね。
(心の中では「でもここには出産で退職した場合の計算が入ってないやん」って、生意気ながらも思っていたけど)
その後も、リーマンショック、内定取り消し、派遣切り、上がらない給料、介護退職、定年延長。
もうたくさん沢山、「仕事」に関してネガティブな情報ばかりを与えられてきたわけですよ。
こんな状況で、仕事に対して明るいものを見ている人がいれば、すごい思考だなと感心するね。
だから人々が安定を求めて必死で正社員を目指すのも、分かるんですわ。
でも、なんかもう、よく分からなくなってしまった。
分からなくなったから、バイトで新しいことに挑戦したものの、環境というかなんというか、水が合わないといいますか。
自分のよさを押し殺してまで働く意義なんてある?とか。
入ってみないと分からない部分ってあるじゃないですか。
とにかく、一人の限界を感じました。
そもそも長期プランで物事を考えることが苦手、どころか全くできない。
本音を言えば、私専属のコーチが欲しいところ。
それをコーチングというのでしょうし、もはや標準となる生き方がどんどん人を選ぶようになってきてしまった以上、そういう需要って増えると思うんだよね。
派遣社員の在り方が全ていいとは思わないけど、あらゆることを人が仲介してってのは、今も昔も、そして今後もひと際増加するでしょう。
もう、一人の思考で考えて生きるというのは無理です。
でも、これはこれで、また色んな気を遣う部分が出てきそう。
結局のところ、これまで生きてきて身に付いてきたトラウマ的なものだったり、考え方なんかが、左右されるってことですね。
いつの時代もどんな環境も、生き辛い人は生き辛く、楽な人は楽なのです。