いつもジャケットをさらりと着こなしている、職場の素敵な方。
今日、たまたま同じ作業を手伝っていたので、
「ジャケットがよく似合いますね～」と言ってみた。
いや、本当にジャケットがよくお似合い。
襟がないタイプ、いわゆるノーカラ―ジャケットなんだと思うけど、それが細身で骨ばった体格の彼女に、とてもよく似合っている。
（これ、胸のボリュームがあると、開いて見えて不格好になるのよね）
「ジャケットが似合う女性なんて貴重ですよ。2人に1人が似合いませんって」
と言っておいたら、
「そんなに大勢⁉」と驚いていた。
そりゃもちろん、単に着る機会がないため似合わないと勝手に決めつけている場合もあるだろう。
しかし、この似合わないという「感覚」は、似合わない人にしか分からない気がする。
ちなみに私は、普通だと思いますね。
特段似合いもしないが、致命的でもない。
（買った時の話↓）
ちょうどその場にいた、50手前の主婦の方に聞いたところ、「私は絶対に似合わない。」と断言された。しかも即答。
その理由までは分からないと言っていたが、本人は頑なに似合わないと主張。
たしかに私が見ても、似合いそうなタイプではないのは分かる。
なんというか、主婦感が強すぎて。
あと顔的な部分でも、かっちりした服装があまりお似合いにならないタイプだろうなとは思った。
同じ年代でも、バリバリに仕事をしてこられた方は、わりと似合う方が多いイメージ。（雰囲気で判断してるのか、仕事ぶりから判断してるのかは分からないけど）
カッコいい服装を難なく着こなせるショートカット眼鏡の50代の方も。
フレアスカートがお似合いで優しい口調と雰囲気をまとわれている50代の方も。
普段はジャケットを着ないけれど、着ている姿を想像するとそんなに違和感がない。
若い子だとどうだろう。
現在27歳の同級生トリオが偶然にも同じフロアにいるが、
一人は常にジャケットを着ているから問題なし。
あっさり顔美人。
一人は、黒はお堅くなりそうで厳しいけど紺ならＯＫかも。
かわいい系あっさり顔。
さらに一人は全くジャケットのイメージはないけど、ベージュやグレーの柔らかい色のものなら、なんとかいけそう。
ちょっと顔つきが他の子よりは古風な感じ？なお目目パッチリ美人。
三者三様ですな。
いずれにしても、黒のジャケットは似合わない方が多いと思う。
おそらく、自分はジャケットは似合わないと言っている50手前の主婦の方も、黒のジャケットというか、リクルートやセレモニーのスーツしか着ないから、似合わないと思い込んでいるのではないだろうか。
もちろん、あのジャケットの形が根本的に似合わない方は一定数いらっしゃるかと思う。
腕回り、胸、肩、身長といった部分で丸に近い印象を持っているのが女性というものだ。角ばった男性が着て似合うアイテムを女性が着るのは、そもそもおかしな話だし。
だからこそ、身長もそこそこあって肉感を感じさせないスリムな件の女性は、ジャケットがお似合いになるのだ。つまりは男前体型である。
胸やお尻、とにかく全体的に肉感を感じさせ、おまけに身長も低い方は、やっぱりジャケットとの相性は悪いため、あえて着る必要はないと思う。
（なんたって、ジャケットとパンツが1対1の割合なんだもの！）
なら別に仕事の面接だって商談だって、スーツなんて着る必要なんてないだろう。
男と一緒にするのはおかしい。
（職場は男社会だから、合わせろってか？）
フォーマルと言うのなら、ワンピースかツーピースなのでは？
というか女性用のスーツといえば、どうしても入学式に保護者が着てくる華やかなセレモニーなスーツが浮かんでしまう。
事実、小柄で可愛らしい60代の方は、来客時にはセレモニー的なゴージャスなジャケットを着ているけれど、それはそれは似合っている。
誰にでも、似合うジャケットの形というのは存在するのだろう。
こんな感じで探せばいろんな形のジャケットがあるのも事実だし、色も模様もあるし、「黒いスーツの上」としか言いようがないジャケットだけを着てみて、
「自分は似合わない・・・」
と早々に思うのも、実に勿体ない。
かといって着る用事もないのに、わざわざ買うのもねぇ。
せいぜい必要な時に、せめて自分が一番よく見えるものを選んで買うことしか解決策はないだろう。
本人も、別に困っているわけではないから、別にいいのだ。
（そもそも皆ジャケットごときに、そんな熱い思いもこだわりも持ってないだろう。ジャケットだけでここまで持論が展開できる私の方が、どうかしている）
そう、だからつまり、シンプルな黒ジャケットが似合う体型を持った女性は、そこを誇るべきだということ。
「褒めても何も出ないですよ」なんて謙遜してたけど、違う違う。
似合うから似合うと言っただけで、意味なんてないよ。
だから、褒め言葉はありがたく受け取っておけ。
