時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

大学生のパンツスーツは、なぜブカブカなのか

さあて、私のスーツに対する熱い思いを書く日が再びやってきました。
というのも、大学生だろうと思われる黒のスーツを来た女子4人組を本日見かけたためです。

その塊を見て、私は一緒にいた方に疑問をぶつけた。
「なんで大学生のパンツって、あんなにブカブカなんでしょうね?」

これは何度も問うた、私の最大の疑問である。
今まで人には言うことなく、こういうところでひそかに吐き出していた疑問を、私はついに人に話してしまった。

・なぜ、大学生のパンツはブカブカなのか。
・なぜ、社会人のパンツスーツはパツパツなのか。
この傾向は、一体なに?

すると、その方もその疑問に賛同してくれた。

やはり、仕事としてスーツを着ている方の多くはジャストサイズを超えている。
もはやパンツだかスパッツだか分からん状態。

それなのに大学生のパンツは総じて太い。布余り。ジャケットも、パンツほどではないが余裕がありすぎる。
これではまるで、親のスーツを着せられた子どもにしか映らない。

だからこそ、着慣れてないように見える。スーツと身体が合ってない。

おまけに、その4人衆は皆、パンツスーツにスニーカーというより、これは運動靴だろうってくらいの履き古した靴を合わせていて、一緒にいた方は信じられないものを見たかのように眉をひそめていた。

そのせいもあって、余計にパンツ、いやスーツ全体がだらしなく見えた。

履き古したスニーカーとの組み合わせもそうだし、スーツのパンツは、おそらくヒールに合わせて長めにカットされているため、足首のあたりに布が溜まっている。

これがビジネスパンツだと、ヒール有りか無しかで、裾の長さを相談してくれるのだが。

いずれにしても、あの手のパンツに汚れたスニーカーが美しく映る女性は皆無だろう。

 

実は、その4人衆の他にも2人組のスーツの大学生を見かけて(今日は何かイベントがあったんだろうか)、その2人もパンツだったのだけど、一人のパンツは、それはもう酷いものだった。

ブカブカを通り過ぎて、ズルズル。
ゴムが緩くなったパジャマのズボンか、親父のズボンを履いてきたかのどっちかってくらい、ずるずるだったのだ!

急遽、スーツを着ることになったのだろうが、いくらなんでもそれは無いだろうってくらい、酷いものでした。

それならせめてスーツにこだわらず、ジャケットに普通のカジュアルなスカートを合わせた方が、よっぽどいい。

大事なのは、きちんと洋服を目的に合わせて着ていますという主張であって、スーツさえ着ていればどんな汚いものでもいいということではないはず。
(なんのイベントかは知らんが)

片方の子はきちんとしたスーツ姿でスタイルも良かったが、やはりパンツにゆとりがあった。

後ろ姿をチラ見してみると、ヒップには無駄なゆとりはなく、ジャストな感じ。
それを見て、私は理解した。

そう、大学生は皆、足が細すぎるのだ。
パンツは基本、腰に合わせてサイズを決める。
エストは調整が可能。

そのため、ヒップサイズでパンツを選ぶと、おのずと足部分の太さは決まってしまう。

社会人向けのスーツでは、フレアやテーパードといった種類が用意されているが、もしかしたらリクルート向けでは、そういったものが存在しないのかもしれない。
(私の頃も、やけにぶっといパンツだった。なぜに?)

おそらく大学生は、腰回りのサイズに比べて腿から足首までが無駄な脂肪や筋肉のない棒なので、布余りを起こしている。
これこそが真実だと今日、分かった。

逆に言えば、社会人の方は腰回りに比べて足が太いということになる。くわばらくわばら。
(まあ、20そこそこの子と体型が異なるのは当然の話であるが)

 

そんなスーツ大学生を見たその方と一緒に、「絶対にもう少し細いラインの方が、素敵に見えるのに」と残念がったが、その原因は足の細さにあったのだ。

でも、全体的な傾向がそれなら、いっそのことかなり細身ラインなパンツを作ってあげればいいのに。
大抵の若い大学生が、この傾向にあるのだから。
どうにかならないもんですかね?

そういう細い方は、スカートの方が絶対にいいのだろうけど、なんせこちらは自転車やバイクを交通手段にしている学生が多いもので。

ついでに言うと、ジャネットもなんか間延びしている。丈が長すぎ。よけいに大人のスーツを着た子供に見えるよ。
リクルートスーツってそういうデザイン多いけど、なんで?)

私自身10年前には、余りにも太すぎるパンツ&肩が合ってないデカすぎるジャケットを購入していたので、これは売っているお店側の方の落ち度だと思う。

作ってないのか、あるいは作ってはいるけど店員がそれを提案しないのか?

試着も接客もしておいての完成度が、あの程度。

正直、ちゃんとした服を作って売ってないのに、スーツが売れない・・・と嘆くのは、言い訳だとしか思えない。

 

そりゃ、既製品はどうしても、ピッタリはまる人よりも、なんか変だけど着れなくはない、な人を量産するので仕方がないことだとは思うけれども。

それでももっと、着ていて自信が持てるようなスーツを用意してあげるのが、メーカーの役割なんじゃありません?

つまりは、リクルートスーツは不要だってこと。
いや、もちろん安く揃えられるメリットはあるけど、その着ているスーツ、本当にあなたの魅力を最大限に引き出してくれてますか?
就職だよ、勝負なんだよ、人生の!!

今日の4人衆も、絶対に今のスーツよりも、もう少しかっこよく素敵に見えるスーツがあるはず。
なんかもったいない。せっかく細身で、見た目も顔もいいのに。

着ているもので台無しにするのは愚かだよ。
何より、そんなスーツを着たばっかりに、スーツ、そして自分を嫌いになってほしくない。

こうして、今日もスーツ嫌悪な若い方が生まれていることに、業界は気付いていない。。