5月から6月にかけて、薔薇の季節ですね。
私もついでなのでバラを見物に。
ということで、一人で鳥取までバラを見てきました。
目的は単なる花見物だけど、一応一人旅という括りにしよう。
しかし砂丘は鳥取市、フラワーパークである「とっとり花回廊」はそこから離れています。
「大山(だいせん)」って知ってます?
結構有名な鳥取の山らしいのですが、最寄り駅はそこと同じ米子駅。
そこに行くには、岡山から出ている「特急やくも」に乗り込みます。
岡山駅に着いた時、構内でアナウンスが流れました。
「ただ今、静岡で集中的な豪雨のため~。広島・博多方面の新幹線が大幅に遅れております~。」
なんと。
え、だってこっちの方、めっちゃ晴天ですけど。
ニュースを見たら、確かにすごいことになっていた。
へぇ、日本は狭い狭いと思いつつも、やっぱり距離はあるのね。
なんなら、こちらは真夏日よ。気温も30度近く上がってるのに。
この日、広島・博多方面の新幹線に乗らない旅で本当によかったです。
鳥取行きの電車には、影響はもちろんありません。
やくもは鳥取行きの「いなば」と違って、6両編成なので自由席でも座れました。
この特急に乗れば、終点の「出雲」まで行けます。
岡山・鳥取を経由して、最終的には島根に行く特急です。
この特急の走っている区間、実は結構お気に入りです。
ものすごく山間というか、とにかく自然が美しい。
これといってビルだとかマンションが見られないので、心が大変落ち着きます。
実は、過去に行った岡山の井倉洞のある井倉駅も、ここの路線です。
ですので、普通に通り過ぎました。
思わず写真をカシャリ。
もう、とにかくねー。
山が美しい。
ただ電車に乗ってるだけで、もう十分かもしれないってくらい、ここの景色はよかった。
なんとなくお分かりかと思いますが、基本山が好きなのです。
緑が好き。この時期の新緑には目がないのです。
それを窓いっぱいに体感できるので、最高です。お勧めです、伯備線。
この路線は倉敷・備中・新見と観光地が揃っているので、なかなか良いです。
そんな岡山を通り抜けて、やくもは鳥取に入ります。
米子で下りたら、おっと鬼太郎が。
この米子駅から花回廊まで、無料のシャトルバスが出ているのです。
初めて降り立つ米子で私を迎えたのは、マイクロバス。
私とおばあさんの二人だけを乗せたバスは、およそ25分ほど走ります。
今回目指した「とっとり花回廊」は、日本でも有数のフラワーパークなのです。
(本当は大山に行きたかったけど、バスが少ない・・・!)
季節ごとに花の種類が異なるので、シーズンによって入場料も変わります。
この時はバラの季節だけど、6月以降はユリだったり、真夏だと向日葵でしょうね。
私は5月の終わりに行ったので、ちょうどバラの見ごろの時期でした。
いくつかバラでも。
ハンドメイドとか、セラピー系のブログをやってる方って、なんかバラの写真を意味もなく上げている方多くない?
庭の写真なのかな。
バラを育てているなんて、裕福なお家なんでしょうねぇ。
私のブログは華がないので(旅行記なんて山の緑か岩の暗い色しかないわ)、今回ちょっとでも明るさを取り入れてみました。
やっぱり、色があっていいですね。
私も意味もなく、バラの写真でも今後付けようかしら?
あと品種にもよるんだろうけど、バラって本当に所謂バラの香りがするんですねぇ。。
とはいえ、フラワーパークというくらいなので、バラなんて一部の場所だけ。
他は、こういう室内植物だったり、ハーブだったり。
一面の花畑、なんてのも。
これが真夏だと向日葵になるんでしょうか。それだと圧巻だなぁ。
今の時期の花は、バラという女王がいるので、他はわりと控えめな感じですね。
遠慮、というよりも萎縮してる気がする。そりゃあ、相手がバラならねぇ。
日本最大級と言われるくらいなので、園内はひたすら広大です。歩かされます。だからパーク内を汽車が走ってます。
ただ、いつぞやの動物園でも書いたけど、広すぎて花を見た気がしない。
花の印象が、ちょっと薄れているのが残念ですね。
とはいえここ、地元の方だと半額で入れるのだそうで、そうなると結構いいウォーキングコースになりそうですね。
バスは無料だし。
それにしても、この日は前日に大雨が降ったせいもあって、温暖前線の影響かかなり気温が上がっておりました。
しかしみなさん、この猛暑に平気でマスクを着けておられます。
いやぁ、高齢の方って我慢強いんですねぇ。
そう考えると、真夏にもかかわらず冷房を付けたがらないのが分かるような気がします。
私なんて、着いて早々に放り投げてやったのに。雨の後は湿度もあって、結構危険なんですけどね。
いや、みんな重度の花粉症の可能性もあるな。
私もさすがのユリの前ではマスク必須でしたもん。
あまりの暑さから、途中で梨ソフトを食べました。
写真を撮る間もなく、さっさとガブリつきました。こういう観光地のご当地ソフトは美味しいですね。
単にバラと言っても、色だけでなく、その花弁の形はさまざま。
本当に器用に咲いているなぁと、花の作りの美しさに恐れおののきます。
バラの数だけ、ファンがいます。
さて、帰りも同様、バスで米子駅まで。
帰りの電車では、なんの影響なのか、電車が来るのが遅れてました。
やくもは走行中に、何度か対向車線の電車と待ち合わせのため止まるんですけど。
なかなかその列車が来なくて、度々待たされてました。
実はですね。
今回は、いくつか帰りの電車のプランを立ててまして。
帰りのバスを14時30分にするか、1時間後の15時30分にするかで迷ってて。
それによって、岡山に着いた後の乗り換え電車の時間が決まるのです。が。
14時30分だと余裕を持って乗り継ぎできるけど、15時30分だと乗り替え時間が3分なのです。
実は岡山に着いた後も、結構な長時間乗らなくてはならないため、15時30分バスからの乗り継ぎ時間3分で間に合わなければ、結構遅い時間の帰宅になるのです。
田舎なものですから、夜だと地元列車の本数が1本2本の世界なので。
それはちょっとリスキーだなと思って、大人しく14時台のバスにしましたが、これが本当に正解だった。
乗りたい特急やくもが到着したのが、すでに5分以上遅れてまして、終点岡山にも、4分ほど遅れていたのですから。
ああ、助かった。あの時の自分の判断に乾杯。
そして、途中対向列車を待っている時に、コナンのラッピング列車が!
原作絵で、大変美しい。。
そういえば、鳥取は作者・青山氏の地元でもありました。
鳥取って地味にすげぇな。
このラッピング車は割と新しい(2021年9月出発)みたいなので、ファンの方は是非鳥取に行こう。
~END~