さてさて、無職一人旅第3弾。
今回は、前々から興味のあった美術館へ赴くことにしましょう。
親戚や友人も過去に行ったことのあるらしく、すごく気に入ったと評判だったので。
その名も「大塚国際美術館」。徳島にある巨大な美術館です。
世界でも有名な絵画の複製が展示されまくっているというこの美術館を、芸術・アートに一切興味のない人間でも楽しめるのでしょうか。
それでも中学3年では、奇跡的に美術のテストで100点をとったことがあるよ。
しかも、展示の全てが本物ではない。
陶板といって、本物の写真を転写し、それっぽく作り上げた紛い物。
しかし、それでも評価を受け続けている、現物を持っている各地の美術館からも協力を得ているということで、そこにしかない何かがあるのでしょう。
ということで、徳島まで行ってきました。
今回も列車の旅路です。高速バスも出ているようだけど、そこまで値段が大きく変わらなかったのと、せっかくの田舎方面なので電車の方が雰囲気が出るかと。
そのつもりで調べてみたら、なんということ。
私が乗りたい時間に走っているのは特急のみ・・・
「特急うずしお」といって、まさに徳島を走ってそうな名前。
これに乗れば高松駅から鳴門駅まで1時間ほどで着きますが、特急券が必要になるんですよねぇ。
というか、普通列車が走っているのは朝の3本、そして夜の3本くらい。
え、じゃあ高松から徳島に通ってる人は、みんな特急の定期券をお持ちで?!
た、高くつきますね・・・
まあでも、ここいらは通勤は車ですからね。そう、田舎といえば車社会。
列車に乗ってたスーツ姿の人達は、おそらく出張か何かでしょう。
実は今回、初めて「みどりの券売機」を使ってみました。
特急を使うのは「池谷駅」までで、そこからは普通列車に乗り換え。
タッチパネルで操作できる券売機です。地元にそんな崇高な機械なんてないだろうと思っていたら、1台だけどちゃんとありました。
以下、覚書として残しときますね。
まず、「自由席」か「指定席」を選択します。もちろん、単なる「乗車券」ボタンもあります。
そして、それを使う「区間」を選択し、帰りも買うかどうかを聞かれるので、当然選択。
その後、買うのはこの区間だけでいいのか、他に乗り降りする駅はあるのかどうか聞かれる画面があるので、画面に従って頭文字を入力すると候補が出るので選びます。
私はここで最終到着駅の「鳴門駅」を選択。
ここまでくると、これでほしい切符の区間はこれで合ってるのかを、行きと帰りで表示されるので確認したら、ようやく購入。千円札を複数同時に入れられるのは「流石」と思いました。
ちなみに分からない場合は、本部らしきところにいる職員と電話でつながって、どこをどう押したらいいのか遠隔で教えてくれるのです。
私は利用しなかったけど、鳴門駅のところで利用しているおばあさんがいました。
しかし結構職員さんの声が響くので、ちょっと恥ずかしい気もしますね。
そんな感じで切符を買って特急うずしおに乗り、途中乗り換え駅の「池谷駅」まで走ります。
この駅、めっちゃ田舎です。よく特急が止まるなって言えるくらい。
(もっとも、この先の駅も相当なもんでした)
無人は当たり前として、なんか、何もないところで下された感覚になる。
ホーム間を移動するのに、歩道橋を使います。
いやぁ、ここまで田舎とは。
こっちの駅は、まあまあ普通でした。と言っても、田舎者が評価する「普通」ですけどね。
お手洗いもまあまあ広く、利用するならこちらを使いましょう。無人駅はアカンですよ。決して使わないように。
さて、私はこのバス停で、近くのドラッグストアで買ったおにぎりを座って食べまして、だいたい1時間ほどで目的のバスが到着。
ここも悩みどころなんです。
どこにも「ここに行くならこのバスに乗って、ここで降りましょう」という案内がないのです。
まあ、駅の隣に観光案内所があるのでそこで聞くといいと思いますが。
必要なのは「鳴門公園行き」のバスだけど、それっぽいバス、他にも出てたのですよね。
私は電車の時間も含めて予め計画は立ててたので、その時間ピッタリのバスしか乗らない予定だけど、本当にそのバスがそこに行くのか不安なものでした。
どうにかバスに乗りましたが、乗客が私含めて2人だけ。
その方も早々に降りてしまったため、乗客は私オンリー。それはそれで不安だ。
その運転手さんは停止するたびに「動きます」と行ってくれるので、「開けて下さい」「楽にして下さい」と言ってくれる歯科衛生士さんの姿がよぎる。
そのまま私だけを乗せたバスは山の方へ進んでいき、無事に美術館前まで到着。
料金は290円。値段は予め知ってたけど、290円て。
もういっそのこと、300円の方がいろいろと楽だわ。
これがかの有名な「大塚国際美術館」の全貌です。
結構な山の方に建ってるでしょ。海も近いんです、っていうより、ほぼほぼ海岸沿いに建ってる。
あいかわらず、たどり着くまでの導入部分が長ったらしいですが、旅とは、そこにたどり着くまでの道中物語が醍醐味かと思うので、そういうことにしておきます。
次回、美術館をめぐった私の感想をお送りします。