時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

ホイップるが与えてくれるもの

毎年恒例の、年末に友人宅でクラフトシリーズ。
今回は「ホイップる」です。

ホイップる

こんなの作れるってさ

これは、結構長いですよね。
アニメの合間のCMで、よく宣伝されてたのを覚えてる。

ちなみに、こういうの私はゼロから作れます。
でもまあ、この年末シリーズは「子どものおもちゃを全力で楽しむ大人」がポイントなので、子どもになって楽しむのです。

本当は、ミニオンの大きなシリーズが驚くほど安く売ってたから気になってたけど、如何せん完成品がデカすぎる。
置く場所も無ければ保管する気にもなれんってことで、小さい奴で納得する我々。

作った作品って、正直ゴミにしかならないのね。
あくまで作る過程が楽しいのだから。


で、やってみた感想。
これは素晴らしいおもちゃだ。

ホイップクリーム

最初、ちょっと練習するくらいの余裕(量)はある

こういうちょっと小さめのホイップが入ってまして、それをプラスチックの土台に絞り出してクリームを載せるという作業が、このおもちゃのメインです。

ただ、この土台が小さすぎる。
大人の手には小さすぎる。

ホイップの土台

全て3センチくらい

私は昔、焼いたホットケーキにこういう生クリームホイップを載せて食べることにハマっていたので、ある程度、ホイップの仕方が分かってる。

小さくても、だいたい勝手は同じ。何より、手先は器用な方なんで。。

ケーキ2つ

まあまあいい出来では?(自画自賛

でも友人は初めてなのか、最初はホイップのやり方が分からないし、教えてもなんか汚らしい。

だけど、最後の作品を作る頃にはコツがつかめて来たのか上達して、めちゃくちゃ綺麗なホイップができるようになりました。
すごい。

ホイップ中

これは最初の危ない手つき

そう、これこそがクラフト系おもちゃの見所。

最初は誰もが下手。上手くできない。
30超えた友人でさえ、もうどうしようもないといった雰囲気を見せていた。
子どもなら尚更でしょう。

しかし、最後にはちゃんと上手くなってるのです。

このおもちゃが子どもに教えてくれるのは、何事も練習すれば上手くなるということ。

こういう経験が、「最初は難しくても、練習すれば上達する」のだから、最初はヘタでも頑張ってみようという知恵に繋がるのだ。

こういうのは大人が口で教えるもんじゃなく、子どもが自ら体験を通して学んでいくもの。

おもちゃとは、子どもにそういった経験を促す力があるのですね。
だから子どもにとって遊ぶことが仕事なんです。

ホイップる完成品

30代にかかれば、初心者でもこれくらいは

今まで遊んでいたプニジェルは、逆に単純すぎてそういう発見はなかった。
型に流し込むだけだから誰でも簡単に作れる。小さい子でもね。

しかし「ホイップる」は、自分で形作らなければならない。

見本と自分の作品の出来の違いに、悔しい思いをすることもあるでしょう。
でも、それでも諦めなければ必ず上達する。

30代の友人を見て、私はちょっと感動しました。

さすが20年売られ続けているおもちゃ。
長くあるものは、それなりの理由があるのですね。

特にホイップるは小学生でも高学年向けっぽい感じなので、より高度な技術がいるし、
だからこそ完成度が高いおもちゃが作れる。
なかなか侮れないなと思いました。