時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

淡路記(島のハローキティ)

夏が終わる前に書いておかなくては。
この夏、淡路島へ行った記録を!

今回は一人ではなく、友人Sちゃんという連れ合いを引きつれて。

関西に住んでいる彼女。
本当はUSJに行きたかったけど、さすがに8月の炎天下で列に並べる自信がなかったので、代わりに淡路島へ。

目的は、淡路島に最近できた「ハローキティ」のリンゴ型の展望台です。

 

元々淡路島にはハローキティにまつわる施設が2つあって。

1つが「ハローキティスマイル」、もう1つが「ハローキティショーボックス」。

簡単に説明すると。
スマイルの方は、子どものクラフト体験がメインで、その他レストランやグッズショップ、イベントなんかが楽しめる場所。

ショーボックスは、その名の通り、ご飯を食べながらショーを楽しむ催し場。
ディナーショーと思えばいいかしら。

最近できた目的の「アップルハウス」は、ショーボックスの隣に作られたリンゴで、ショーボックスの建物を上から見られるよ!という展望台。

基本、それだけ。
それだけのための展望台、それがアップルハウス。

一応、中ではプロジェクションマッピングがあるけど、基本的にはただの展望台である。

私は存在を知らなかったけど、友人がCMで見たらしく、ちょっと見てみたいと。

 

このアップルハウスには無償のシャトルバスが出ているので、それで向かうことに。
互いにペーパーゴールデン免許保持者ですからね。

まずは本州から淡路島まで高速バスで向かい、淡路インターチェンジで乗り換え。
無料のシャトルバスに拾ってもらい、ショーボックスへ。

もっとも、ショーボックスに入る予定はございません。
というのも、ご飯込みの値段なので結構値が張るのです。

正直、ここまで払って見られるショーというものがどんなものなのか、気にはなるところですが。
だってショーといっても、キャラクターがたくさん出てくる感じではないため、サンリオ好きのお子たちが満足するとは到底思えないのである。

アップルハウス

展望台部分は、上のヘタの部分だけよ・・・!

見ての通り、リンゴです。
このリンゴの下では、さらにいくつものリンゴが転がっている。

我々はアップルハウスのみの入場料1000円を払って、リンゴの展望台へ。

せっかく大きなリンゴなのに、本当に行ける部分はヘタだけだよ。後は全てスクリーンになってて、映像が映し出されているだけです。

キティのPM

しかも、見ようとすると始終見上げることになる

正直そんなものよりも、2階とか3階を作ってキティの展示をしてほしかった。
色々省いて安く作って済ませたかったんだろうなぁと思わせる建造物。夢がない。

だって、プロジェクションマッピングも、子どもが喜びそうなものでは決してなかったんだから。そもそも、ゆっくり鑑賞できる場所がない。

展望台からショーボックスのキティの顔が見られる、とのことですが、角度が・・・

ハローキティSHOW BOX

もっと上から見たかったよキティ・・

一応、撮影スポットで2人して写真をワイワイ言いながら撮っていると、夏のサービスで、下から放水が。

結構ガツンと雫が降り注ぎました。
こういう時、誰かと来ていると楽しみを共有できて楽しい。

他に誰も登ってこなかったので、ひとしきり写真を撮り合った後に下ります。

一応、ショーボックスにあるグッズ売り場も見てみたけれど、別にキティに思い入れのある私ではなかったので特に買うものもなく。
前にも書いたけど、キティよりピングー派だったのです。

一応、少し離れたスマイルにもシャトルバスで行けますが、ここも安くはない入場料を払わないと中に入れてくれません。
入るのにお金がかかるのです。厳しいなぁ。

でも、子どもが楽しめるのはショーボックスではなくスマイルの方だと思う。

どっちかしか行かないなら、スマイルに行った方が無難だし楽しいでしょう。

 

ちなみに、ハローキティスマイルを「ハローキティスマイル」と正式名で読んでた我々だけど、シャトルバスに行先を告げていた男性が「スマイル」と通な呼び方をしていたのにえらく感銘を受けたため、ここではスマイル、ショーボックスと、彼らに倣って書いてます。
(別に、そんな大した略でもない)

ハローキティスマイル大駐車場は「大駐車場」と別の男性が言っていたので、ここではそういう呼び方をするのが一般的なのね。

確かに、略さないと相手に説明する時に1回噛みそう。
舌が回らないわ。

スマイルは、正直イベントにも子どものクラフトにも興味がないっていうか、大人が子どもを押しのけて出しゃばるのもなぁと、行くことすらスルー。
我々、そんなにハローキティに興味があるというわけではない硬派な二人なのです。

それより美味しいご飯が食べたいと、お昼はアップルハウスから歩いて3分とかからない「クラフトサーカス」に向かいました。

クラフトサーカス

洒落たレストラン

ここは海の見えるレストラン。

お土産なんかも売ってます。
なんというか、南国スタイル。
しかし、表に「大漁!」と書かれたのぼりが掲げられていたのは、ちょっと萎えます。

海鮮料理「海王市場」と、ピザやパスタが食べられるお店「クラフトキッチン」の2つがあって、我々は2人で1つの「島ピザ」を食べようと、こっちの店に。

2人組で分け分けプランみたいなので、直径40センチほどのピザとドリンクを付けてだいたい3500円くらい。

2人でピザ1枚?ハッハーん、そんなの余裕すぎて足りないくらいだわよ、なんて余裕ぶってた我々だけど、いざモノホンを前にすると、確かにこれは分け分けするのが最適だなと思い直しました。

島ピザ

めっさ美味かったピザ

エビの乗ったピザ、想像通り美味しかったです。

こういうご飯をゆっくり食べられるのも、連れ合いの旅ならでは。

 

我々はそこで、初めて電車運休に巻き込まれて(→帰りの電車が運休した話)2時間待ったよと、友人に話したのをきっかけに、ピザを食べながら人身事故について話してました。

友人は電車通勤なので、人身事故なんて頻繁に起きるとのこと。

夏のある日、友人が乗った電車の1本後に大きな人身事故があったらしく、その事故では飛び降りた誰かの身体がホームに戻ってきてしまい、数人にぶつかって大混乱になったのだそう。

その電車は終日動かなかったらしく、友人は本当に運がよかったと言ってました。

クラフトサーカスのテラス

テラス席もあるよ

その話を聞いて大爆笑した私。魂は死んだけど、身体はホームに戻ってくるとか!

いやあ、最後の最後まで電車に乗ってあの世に行こうなんて、みんなどこへ行くにもまずは電車なんですねぇ。

死ぬ直残まで、通常と同じような行動を取ってしまいたくなるんでしょうか。
ある意味、日常の延長上にあるんですね。あの世が。

そんなことを談笑しつつの、和やかな食事タイムでした。

 

ご飯を終えた後は、「ニジゲンノモリ」までシャトルバスで送ってもらい、腹ごなしのために散歩です。

ニジゲンノモリは、アトラクションを楽しめる公園。
この時はドラゴンクエストのアトラクションができてました。

大きなスライム

スライム

どのアトラクションも3000円以上するので、我々は素通りしただけ。マジにケチなんですよ、我々。
唯一テンションが上がったのは、クレヨンしんちゃんのコーナーで、しんちゃんがところどころ突っ立ってたので一緒に写真を撮ったくらいですね。

1人で遠出をしているうちに、1人での自撮りにも抵抗がなくなったので、普通にしんちゃんとツーショットを撮っていたら、お連れに笑われました。
「撮ってあげるよ(笑)」と。

実はしんちゃんも好きなのです。
漫画のしんちゃん、かわいいですよねぇ。
この無表情なところがかわいいのです。

クレヨンしんちゃん

何を考えているのかしら

あと、大きなゴジラと、NARUTOのコーナーも。

基本は料金払って参加しないと撮影できないけど、たまにこうしてアトラクション外に突っ立ってたりする。

自来也さん

えらく若く見える自来也さん、美白のせいかな?

撮影を楽しんだ後は適当にお土産ものを見て、冷たいものを食べて、冷たいものを飲んで、夜ごはんもついでに食べて、と。
ほぼ1日を淡路島で過ごしました。

思ったのは、淡路島の施設ってどれも値段が高いってこと。

子どものいない&小さい子が近くにいない私にとって、子どもを遊ばせるのにも、そして親が同伴するのにも、こんなにもお金がかかるの!?ってことです。

実家暮らしの30代ですら、払うのに抵抗のある金額です。
こんな淡路島に、そんなものを作って需要なんてあるのだろうか・・・と勘ぐってしまう。

でも、ショーボックスにはそれなりにお客が入っていたのには驚き。
今どきの家族はお金を持っているのか、祖父母が一緒で払ってくれているのか・・・
ファミリー層のリアルな金銭事情が分かりません。

本当に、各人の生活が多様化し生活様式が違ってしまえば、互いに分かり合えないことも多い。

本当に、共通認識が不可能な時代が来たものだなぁと感慨深くなりました。

クレヨンしんちゃん