時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

ガシャポンの楽しみ

友人と歩いてる時、ガシャポンが大量にある場所へ出た。

最近のガシャポンは値段が倍の値段になってるので、なかなか手を出せない。
だってケーキ1個が買えるんだもの。相当ほしいものじゃないと、気軽に回してみようなんて思えない。

だがしかし、一緒にいた友人は「ガシャポンを回したい」という。
しかも、
「中身なんてどうでもいい。ただ回したいだけ」だという。

え、じゃあ回した後の中身はどうしてんの?
「妹にあげてる。」

だから妹が好きそうなやつだけを回しているのだと言う。
はあ。

ガシャポンが人気なのは知ってる。
というか最近のガシャポン人気は異常だとも思う。
だってガシャポンなんて私が生まれた頃からあったのよ、なぜ近年になって爆発してるんだろう。

子どもの頃は、買い物に行ったら1回だけやらせてくれるものだったけど。
大人になったら「ほしいもののために回しまくる」イメージ。
大人の本気の財力なら、たとえ500円でも6回くらいなら回せるものだ。

それくらい、ガシャポンを回すのっておもちゃがメインじゃない?
コンプしたいんじゃないの?

私も中身狙いで、つい最近松山でやったわよ?1回500円の。
それなのに、中身をいらないだなんて。。

ガシャポン

こんな積み上がるもん?

友人の言い分はこうだ。
・キーホルダーは使わない
・置物系も、綺麗に置く場所がない
・ポーチ系も、入れるものがない
・そもそも好きなキャラクターがいない

うん、これじゃあガシャポンの中身なんて興味ないね。

そんな友人を見て、「変わってるねー」なんて思ってたけど、よく考えてみよう。

我々が子どもだった頃、ガシャポンだとかクレーンゲームをおもちゃ化したおもちゃが売っていたことを。
なんなら、ガシャポン本体(紙製)の付録まであった。

つまり子どもにとって、ガシャポンは回すことが楽しいのであって中身が欲しいとは限らないのだ。

そう言われてみたら、私もガシャポンを回すけど、その一番テンションが高いのは欲しい商品が出た瞬間なんですよね。
一番の山場は、出てきた中身が何かを見る瞬間だ。

欲しい商品が出てもそこが一番のピークで、後は使うにしろ飾っておくにしろ、何も思わないことが多い。
「回す→確認する」が一番心が躍る瞬間なのだ。

それなら、友人が回すのが好きっていうのも、あながち風変わりとは思えない。むしろ何気に本質をとらえてる気がする。

ガシャポンを回す

妹にあげるためのガシャポンを回す友人の腕

その日も1回だけ回してたけど、ラインナップを見て「これがいい」だの「これがかわいい」だの言ってる瞬間がピークだった。

で、出たのはメインでもなく私が好きなのでもなかったので、開けた瞬間封も切らずにすぐにカバンに仕舞っていた。
そういうもんだ。

そのキーホルダーも、この冬に妹さんに渡るのだろう。そしてその妹も、もらったやつを箱の中にすぐ仕舞うのだ。
そういうもんだ。