時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

ガシャポンブームを振り返る

前記事でガシャポンについて書いたので。

hikikomoru-shikou.hateblo.jp

ちょっと、振り返ってみたいと思う。

ガシャポンってキャラものも多いし、なんかよく分からんネタものがあったりする中で、それでも不動の地位を占めるのが「ミニチュアもの」だと思うんですよ。

今は沢山あるけれど、10年前はそんなには無かったように思うんですね。
もちろん、実在するお菓子やらドーナツをミニチュアキーホルダー化したものは、もっと昔からあったけど。

実はその頃、私はシルバニアファミリーだとか、そういうミニチュアなものが好きで。

自分たちのコレクションをブログに公開してる人たちを割とチェックしていたのです。
大人のシルバニア業界に、ちょっとだけ身を置いてたというか。

この大人のシルバニア業界にはブームの流れがあって、一時期は「中古でレアなものを見つける」ブームが旋風してたと思ったら、家具やハウスそのものを「リペイント」するブームがあったり。小物を手作りするブームがあったり。

そんな中あったのが、「他のミニチュア小物をシルバニアに代用して飾り付けるブーム」。

シルバニア小物

このクオリティで1000円近くするんだから

シルバニアファミリーは「芸が細かい!」と言われてはいるけれど、それでも女児向けのおもちゃですから、小物といってもそこまで数はなく。
シルバニアもそうだけど、ドールハウスというのは盛りつけてナンボなのです。

数はないし、食事系にしろ何にしろ、ちょっと「ちゃち」かったのです。
だからお金がある大人はより本格的なドールハウス用の小物を買って、シルバニアハウスの中に溶け込ませてたのです。

あるいは、リーメントの「ぷちサンプルシリーズ」。
あれは結構本格的なやつで、サイズ感も質感もシルバニアの世界に馴染んでいたため、
こぞって買ってはシルバニアの世界に迎え入れていた。

そんな中、ガシャポンで楽器のミニチュアが出た時、界隈では「シルバニアにちょうどいい!」という噂が流れ。

いつのまにか、それ以外にも「これはシルバニアに使える!」という情報がささやかに流れていた。
値段も今より安かったし、手に入れやすかったんですね。

特に小さな子を持つ母親が多かったので、子どもとのついでにチェックできたってのも大きい。

ガシャポン・学校の授業

20年前でもこのクオリティ(200円)

そのあたりから、シルバニア界隈以外にも小さめのフィギュアと一緒にしてに飾ったり、写真を撮ってアップするのが流行り。

パイプ椅子とか、台車とか。なんか我が家にもパイプ椅子が並んでたわ。

いつの間にか、ガシャポンでかなり本格的なミニチュア小物がラインナップされるようになった印象。今ではミニチュア小物に困らない状況。

そういう意味で、ガチャって終わりではない楽しみ方があったんですね。

まあ、色々当時のことを振り返ってはみたけど、決定的なのは「コップのフチ子さん」じゃないですか?
あれから、大人がこぞって回し出した印象があります。
面白ネタ系の発端は、あれなんじゃないかって思います。

だからまあ、本当に「大人のための」ガシャポンなんですね、展開としては。

つば九郎・傘チャーム

最近やったガシャポン(500円)

もちろん子ども向けもあるし、サンリオなどの不動のキャラクターのキーホルダーもあって。
男女問わず年齢問わず。

それぞれの需要を満たせるくらいの展開を見せているガシャポン界。
大人の、「ちょっとした何か手に入れたい」欲を簡単に満たせる手段として、なんかいいポジションにいるんですよね、ガシャポンって。