時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

美容院と強面の店員

いつもの美容院をホットペッパーで予約しましたところね。

あそこは予約確定のメールが届くだけで、あとはその日まで何もないんですけど。
その日はなぜか「○○さんは、○時間欲しいので30分早めに来てください」と直接連絡が入りました。

え、なんだろう。
私の毛量が多いからなのか、いつも乃木坂の動画を見終えるのに時間がかかるからなのか。。

いや、多分前者だろうと思うけど。。
なんとなくソワソワした感じで向かうこととなった。

 

うん、まあ多いのと、その方が余裕持ってできるってことだった。
平均的な時間だと、私の場合いっぱい使うからね。余裕がないのだ。

というわけで30分早めに行ったら、前のお客さんの20代男子がまだ残っており、まあ入って待ってた。
あんまり前のお客と鉢合わせになることは滅多にない。

で、「準備するから待ってて」って言われて待ってたら、今度は自転車に乗ったオバサンが入ってきて。
「お店の写真撮っていいですか?」と、なぜかお店の外観の写真を撮って去って行った。

その後、「洗濯だけしてきていい?」と言われて待ってたら、50代くらいのオバサンが入ってきて。
「あれ、今日じゃなかったですか!」と、急に慌ててらした。
どうやら同じ時間の翌日に予約してたお客らしい。

結果的に間違ってたのはオバサンの方だったけど、この日のつもりで予定も組んでしまってたらしく、翌日は無理ってことで急遽キャンセルに。

オーナー兼美容師の強面の兄ちゃんは、
「明日のこの時間、マジで暇になった・・・」と恐ろしい顔をしていた。

そうですよねぇ、日曜日の14時30分から閉店までの時間って美容院のかき入れ時なのに・・・
いやあ、怖い怖い。キャンセル料が発生するレベルですね。

とはいえ、なんだかんだお得意さんらしいので。
ホームパーティにも招待された仲なのだとか。

しかも話に聞くと、そのお客さん、めっちゃ金持ちらしいです。
(なんでもスポーツ選手のスポンサーを個人でやってるとか。。)

なんだか、今日は最初から忙しないな。
それを感じてたのは私だけでなく、兄ちゃんも「なんか慌ただしいっすね。こんなの初めて」と言ってらした。

まあこれも、30分早く来てって言われなければ遭遇しなかった慌ただしさなんですけどね。

それ以降は大変静かに穏やかに過ぎて行ったので、ピークはそこだけでした。

 

そういえば、話の最中に「強面の店員さん」の話になり。

その美容師の兄さん(40代半ばくらい)は、身体を鍛えてるプラス顔が濃い方なので。
なかなか厳つく、初対面の方からは割と怖がられるらしい。納得。

で、今度隣に引っ越してきたカフェのオーナーさんも、厳つい顔と100キロ近い体重のひげ面中年男らしく、2軒並んで強面オーナーが店を構えることになってしまったらしい。おもしろすぎる。

そういや私が松山で軽食を買ったお店も、チンピラ風な30代男性が店員をやっていた。
(ドラマで見るような、金髪の。ああ、こんな人現実にいるんだなって、サンドウィッチマン風の)

他にも店員がおり、そっちも系統は違えど強面系。EXILE系のおじさんだ。

後で口コミを見たら、「店員がチンピラ」「店員の愛想が悪い」などと書かれていたけど、いや別に普通でしたけど。
(というか、チンピラって見た目の話やがな)

でも、「接客業=人がいい、愛想がいい」と思ってる人にとっては、ちょっとした衝撃かもしれない。

いやいや、こんな感じの人も当然いますって。
腰が低い人ばかりじゃないって。
不愛想な店主も職人も、当然いますって。

でもなんか、今の世の中「人当たりの良さ」だとか。「見た目の柔らかさ」だとか。

そういうのが当たり前になってしまって、そりゃあ安心できるからありがたいけど、それはそれで狭めてる気がするんですよねぇ。いろんなものを。

でも強面も不愛想も、人付き合いが苦手なのも、どうしようもないことですし。
それを無理やり曲げようとするから、ストレスなんじゃないですかね。

そう考えれば、強面も不愛想も、人付き合いが苦手でも曲げずに商売してる人らを見ると、結構好ましく思えてくる不思議。