時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

壊れようとしている自転車

朝、自転車で出勤中、カランという音を立ててペダルから重力が消えた。

チェーンと噛み合わなくなってしまったのだ。
下りて確認してみると、チェーンがだらんと垂れ下がっている。

どうやらチェーンが外れてしまったらしい。
切れたわけではなさそうだが、このチェーンを元に戻さない限りは走れない。

そのまま自転車を押してその日は出勤です。

帰りに自転車屋さんに寄ってみると、
「こりゃダメだ、チェーンが伸びてしもうとる」と。
へえ、チェーンって伸びるもんなんですねぇ。

「そりゃそうや、人間でも何でも使ってれば伸びてくる」
そういうもんですかぁ。

なんでも、部品が摩耗していくから結果的にチェーン全体が長く伸びてしまうそうな。
長くなってしまったチェーンはちょっとしたことで外れやすくなるのだ。

 

このままでは使えないとのことで、チェーンを交換するかカットして短くして使うか、どちらかを選べと言われ。
カットして再利用することに。
(交換したら6千円くらいするって言うんだから)

チェーンやら何やらを覆っているカバーをまず外し、むき出しにしたチェーンを外してカット。
短くカットされたチェーンを、さらに後ろのネジを回していい感じのところで調整していく。
きつすぎず緩すぎず。

思っていたよりも重大な修理になってしまった。

自転車修理中

専門職だと、しみじみ思う瞬間

実はこの1ヵ月ほど前。。
走行中、タイヤから空気が抜けて、ペダルが大変重くなってしまったことがあって。

パンクかなぁと思い同じ自転車屋へ行ってみたところ、パンクではなく、タイヤに空気を入れるキャップが付いたところの金属。

その中にどうやらゴムが入ってるらしく、そこが駄目になったらしいという。
そこから空気が漏れてしまっていたとの見方。

実はその前日、空気を入れようとキャップを外した際、金属のナットみたいなところも、なんか緩んでたのか簡単に回ってしまってたのよね。

素人だから、それをどっちに回せば締まるのかも分からず、キツくなったところらへんでゴムキャップと一緒にグイと回してしまった。
多分、その時から駄目になってたんでしょう。

 

そんなこともあった。
今乗っている自転車は一見そうは見えないけれど、そうとう古く。実はほぼ全ての箇所が一度は壊れ、そのたびに直して命をつないでいる。

タイヤは両方交換してあるし、オートライトは死んでいる。
カゴ、サドル、鍵だって交換済み。
唯一無事なのがブレーキくらい。

こうやってちょっとずつ壊れては直していくので、買い替え時が難しい。
トータルで言ったら、もう新品の自転車が買えるくらいの値段をつぎ込んでしまっているのだから。

そりゃあメンテ次第でいくらでも乗り続けられるんだろうけど、そこまでするほど思い入れがあるって訳でもない。でも、直してしまってるしなぁ。
悩ましいところです。

たまに錆びまくってたり、走る度にキーキーと軋んだ音が鳴る古そうな自転車に乗って通勤してる人とかいるけれど。(本人は小綺麗にしてるのに)

よくそんな状態の自転車でトラブルがないなと思いますよ。あれだけボロなら、どこかしらが壊れてるのが普通なのに。

ああいった自転車に乗る人は、壊れる度に直してるのだろうか?