夏の日、日傘を持って出歩かない時は、扇子を持っていることが多いです。
日傘があれば、片手でカバンを、片手で日傘をと両手がふさがってしまうので。
涼しいアイテムは1つで十分だ。
まあ扇子で扇いだからといって、移動中に涼しさを感じることはあまりないけれど。(自分が止まってたら、多分涼しさを感じる)
家では誰も扇子を使う人はいなかったけど、夏に行ったおばあちゃんの家でよく見せてもらってた。
子どもの時は、それをいじるのが好きだった。
あの開いたり閉じたりするのが、意味もなく楽しい。
なんなら今でも手に持ってると、意味もなく開いたり閉じたりする。
特に意味もなく持ち歩くことが多いけど、正しい扇ぎ方というのはあるのだろうか、と思って調べてみたら。
男女で持ち方が違うということが書かれてあった。
正直、外で扇子を使ってる人を見かけないから、そんなものがあることを知らなかった。
男性は、私が思う一般的な扇子の持ち方。
他人から見て、親指側が見えるような持ち方らしい。
一方女性は、他人から見て、親指以外の指が見えるような持ち方で持つのだそう。
親指は見せない。その方が、なんか優雅に見えるらしい。
なんというか、手の向きが違う感じですね。
昔の人ってのは、男性を男性らしく、女性をより女性らしく魅せることに意識をかなり置いてたみたいですね。
現代人からしてみれば、そんな持ち方なんてどうでもいいって思うけど、そういう所作1つ1つの美しさまで気を遣ってたんでしょうね。
とはいえ別に和服でも着ない限り、そんな上品さを意識することはないから別に適当でいいと思うのです。
だってその扇子がそもそも、こんなんだもの・・・
まあ、優雅さの欠片もないので普段通りカジュアルに使おう。
日用品なんだから。