夏休みっぽいこと、まあアニメ映画でしょってことで。
ジブリ作品を見てきました。
「君たちはどう生きるか」。
すでに公開されてからひと月ほど経ちますが。
あらすじも、何のフィルターもかかってない状態で、なんなら1ミリの興味すらない状態で前日にふと「映画にでも行くか」と思いつきまして。
見てきました。
面白かったですねー
なんというか、アニメ映画ってこうだよね、ファンタジーってこうだよねって感じを十分に受けました。やっぱり、アニメ映画っていいですね。
小学校の頃って、そういう本を手に取るじゃないですか。
何とかの冒険とか、異世界の冒険だとか。迷い込んだ子供達とか。
小学校の図書室で、そういう本を一冊ずつ手に取ってパラパラと眺めてさ。
これが中学になると、いじめとか。
○○殺人事件とかになっていったので、そうなるまでのキラキラした時間。
昔読んだファンタジーだとか、過去に見たジブリ作品だとか。
そういうのを全て詰め込んだような。
だからどこか詰め込みすぎて広がりすぎた世界、究極のファンタジー。
それを少年が一人、走って行った話。
それをいちいち大人が解釈付けて、こうだと考える必要なんてないんですよ。
あの頃は、感想文でも普通に「○○が○○するのが面白かった」とか、そんな風にいちいち登場人物に一連の動作にも、その世界観にも意識を向けることなく。
ただただ、一気に読み終えて。余韻に浸る。
そういう意味で映画館で映画を見るというのは、こちらが考える猶予を与えないままに、とにかく進んでいく乗り物に乗せられてるような。
そんな感じなんですねー知らなかったけど。
(だから、没入感があるんですね)
この映画も、ひたすらどんどん先へと進んでいき、一気に場面が変わり、よく分からないもので埋め尽くされ、考える間もなく消えている。
本当に、一人の少年の短い夏の冒険って感じでした。
きっと、来年の夏には忘れてるような。
夢を見ていたってのが、おそらく正しい感覚なんだと思います。
でも大抵の小学生向けのファンタジーなんて、そんなもんですよね。
ひと夏だけの冒険。
夏が明けたら忙しない現実の冒険が待ってるから、どうせ来年にはきっと忘れてる。
だからなのかしら、設定的にも本当にあっさりと終わりました。
(でも主人公、作中で普通に○年後とかモノローグで喋ってたけど、全然年を重ねた気がしないんですよね)
まあ、私がこの映画で語れるものなんて何もないですよ。
いろんなことが一度に起きて、気付いたらササーっと終わってました。
お客層は、夕方だったのでお子様はあまり見かけず。
若いもの~お年寄りまで幅広く。一人の方も多かった。
それにしても皆さん、たった2時間の映画にバカでかいポップコーンのバケツを一人ひとつ持ち込んでましたけど、さすがに食べすぎでは?
そんなにあの短時間の間に、食べたいか?
いつも早めに入って、入ってくるお客層を見てるけど毎回不思議でしょうがない。
でも、このポップコーンの匂いこそ映画館って感じがするんですよね。悪くない。