どうやら、この夏の間に親が京都方面に旅行に行くらしい。
机にこんなものが置いてあった。
好きだよねー、京都とか。
前には出雲とか行ってたな。
行くスポットはすでに決まってるみたいで、いくつかピックアップしてて。
なるほど。寺ばっかりだ。
問題はホテルのよう。
いくつも付箋張り付けて、ボールペンでマークしてる。
バスの時刻表まで印刷して。
地図まで用意。
こういうとこ、随分としっかりしてる性格と見た。ちなみに父の方です。
若い世代なら、もうスマホ画面ひとつでいいからね。
この前も友人とホテル検索して予約したけど、それも本当にアバウト。
エリアを選んで、駅から5分以内。(←歩くの嫌いな子)
あとは値段と口コミと。
もうそれだけで即決。
でも、駅から近いってのはありがたいもんです。
「こんな適当でいいのかしら」と友人は言ってたけど悩み出したら止まらないから、こういうのは直感でいいと思うよ。
どうにでも、たどり着けるのだから。
まあ、その友人は旅先の電車に乗ってる間中、常にスマホの道案内を見てたけど。
そこらへんは細かいらしい。
それにしても、やはり旅行計画を練るのは疲れますな。
頭を使う。
だからこそ代理店にお金持ってお願いすれば、ざざっとプランを提示してくれるから便利なんだけど。
悪いが一度も利用したことは無い。
大学時代は、「旅行計画を立てて旅行に行きました」ってことが面接アピールの1つに数えられて、みんなこぞって旅行行ってたけど。
確かに頭使うし?時間配分?距離?
色々考えないと駄目で決して楽な作業ではないけど、大人になった今なら「それのどこがアピール?」って言えなくもない。
でも20そこそこの子にとっては、大冒険か。
新幹線ひとつ乗るのもさ。
高校時代、新幹線乗るのに切符を間違えて改札に通してしまって、あたふたしてた男の先輩がいたけど無理もない。17歳って、そんなもんだ。
(ちなみに、その先輩はどう見ても高校生ではなくサラリーマンにしか見えなかった)
これまで親がやってくれてた作業を自分でやるのは、どんなことであっても冒険ですよね。成長ですよ。
そう思えるくらいには、私も年を重ねてました。
そして親が今やってる旅行計画が、ちょっと微笑ましく感じられる。