前回の話の続き。
前回、ネットニュースでやってた「四国に新幹線を作りたいと盛り上がる4県に対して、その入り口となりうる岡山の冷めた眼差し」。
私自身は四国に新幹線を作っても、正直のところ採算取れないと見ているのですね。
田舎の鉄道はギリギリのところをキープしており、本数を減らすか料金を上げるか。
どこもそんなもんじゃないでしょうか。
そんな所に華々しく新幹線がデビューしても、、、
という現実的な視点を持ってしまうから。
事実、ニュースについたコメントでも「必要ないんじゃないの?」というコメントにあふれていた。
まあ、賛成意見はわざわざコメントしないにしても、四国に新幹線を通してまで四国に行きたいか?と言われたら・・・
別に特急とか飛行機とか、高速バスがあるしなぁ。
新幹線に乗って颯爽とやってきても、その先の足が1時間後じゃあ・・・
そういや、駅はどこらへんに設置するつもりなんですかね?
それぞれの県に1つずつ?
でも、なんで4県はそこまで新幹線を望んでいるのか。
私なりに考えてみたところ、田舎コンプレックスなんだと思う。
例えば我が田舎に、今までなかった「セブンイレブンができた!」「スタバができた!」ってなると。
これでようやく、我が地元も都会に追いついた!!
・・・追いついてないですけど。
全然追いついてないけど、ようやく我が地元にも来た!となると、とりあえず盛り上がるじゃないですか。
少なくとも地元のニュースや同僚との話で、話題にはなると思います。
で、「なら行ってみよう」となる。
でも、スタバならともかく新幹線に乗ってみようと思います?
推進派はなんとか取り残されまいと、どうにか追いつこうとして「新幹線」に賭けてるんだと思います。
「我が地元がここから生き残るのは、新幹線の開通以外ないんだよ!!!」
なんて勢いで熱く語ってきそうである。
まるで四国が勢いがないのは、新幹線がないからだ!なんて真面目に言ってきそう。
ちょっと、冷静になってだな・・・
確かに戦後、日本は海外のいろんなものに影響されて、
「俺らも続こう!」「追いつけ追い越せ!」
とコンプレックスをバネに頑張ってきたことでしょう。
今、日本はその目標が見当たらず失速。
私物化された国。
ただ、田舎はいつまでも地方コンプレックスを抱えていて、都会に憧れているのです。
都会にあるものを次々と受け入れていくのも、そうしたコンプレックスからでしょう。
でも、田舎になくて都会にあるもの=それは新幹線だ!ってのは、ちょっと飛びすぎた発想ではないか?と、田舎在住の身からしても思います。
なんか一部では、「四国から関西まで通勤できるよ!」って声もあったけど、え、海を越えてまで通勤したいですか?
一部では新幹線通勤してる人がいるのも事実だけど、そんな交通費を払ってまで雇いたい従業員なんですか?と私なら問いたい。
そんなことより、リモート環境整えてやれよ・・・
新幹線と、リモートワーク。
どっちが欲しいか、聞いてごらんなさいよ。
なに新幹線を使ってまで通勤させようとしてんだよ・・・
あと個人的意見として。
新幹線といえば、あのものすごく長くて、全然途切れないのが外で見てて「すげえ・・・!」ってなるところじゃないですか。
それが四国の新幹線はたったの頭とお尻、そして胴体が1車両だけなんて、なんか可哀そうじゃない。
新幹線を見慣れた都会の子供が「なんか、短いね」なんて言ってたら、さすがにショックですよ。
「こんなの新幹線じゃない!」なんて泣かれたら、もう立ち直れないね。
新幹線の気持ちも、考えてやってください。
いや、私はそんな短い新幹線を見てみたいけれども。
とにかく、この話題はなかなか面白い構図なので、今後どうなっていくのか、もしまたニュースになってたら話題にしたいと思います。
他にも似たようなの、やってないかな。