時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

四国に新幹線はいるの?②

前回の話の続き。

hikikomoru-shikou.hateblo.jp


前回、ネットニュースでやってた「四国に新幹線を作りたいと盛り上がる4県に対して、その入り口となりうる岡山の冷めた眼差し」。

私自身は四国に新幹線を作っても、正直のところ採算取れないと見ているのですね。

田舎の鉄道はギリギリのところをキープしており、本数を減らすか料金を上げるか。
どこもそんなもんじゃないでしょうか。

そんな所に華々しく新幹線がデビューしても、、、

という現実的な視点を持ってしまうから。

 

事実、ニュースについたコメントでも「必要ないんじゃないの?」というコメントにあふれていた。

まあ、賛成意見はわざわざコメントしないにしても、四国に新幹線を通してまで四国に行きたいか?と言われたら・・・

別に特急とか飛行機とか、高速バスがあるしなぁ。

新幹線に乗って颯爽とやってきても、その先の足が1時間後じゃあ・・・

そういや、駅はどこらへんに設置するつもりなんですかね?
それぞれの県に1つずつ?

 

でも、なんで4県はそこまで新幹線を望んでいるのか。

私なりに考えてみたところ、田舎コンプレックスなんだと思う。

例えば我が田舎に、今までなかった「セブンイレブンができた!」「スタバができた!」ってなると。

これでようやく、我が地元も都会に追いついた!!

 

・・・追いついてないですけど。

 

全然追いついてないけど、ようやく我が地元にも来た!となると、とりあえず盛り上がるじゃないですか。

少なくとも地元のニュースや同僚との話で、話題にはなると思います。
で、「なら行ってみよう」となる。

でも、スタバならともかく新幹線に乗ってみようと思います?

推進派はなんとか取り残されまいと、どうにか追いつこうとして「新幹線」に賭けてるんだと思います。

「我が地元がここから生き残るのは、新幹線の開通以外ないんだよ!!!」

なんて勢いで熱く語ってきそうである。

まるで四国が勢いがないのは、新幹線がないからだ!なんて真面目に言ってきそう。

ちょっと、冷静になってだな・・・

 

田舎の線路

田舎の線路は、こんなに穏やか

確かに戦後、日本は海外のいろんなものに影響されて、
「俺らも続こう!」「追いつけ追い越せ!」
とコンプレックスをバネに頑張ってきたことでしょう。

今、日本はその目標が見当たらず失速。
私物化された国。

ただ、田舎はいつまでも地方コンプレックスを抱えていて、都会に憧れているのです。

都会にあるものを次々と受け入れていくのも、そうしたコンプレックスからでしょう。

でも、田舎になくて都会にあるもの=それは新幹線だ!ってのは、ちょっと飛びすぎた発想ではないか?と、田舎在住の身からしても思います。

 

なんか一部では、「四国から関西まで通勤できるよ!」って声もあったけど、え、海を越えてまで通勤したいですか?

一部では新幹線通勤してる人がいるのも事実だけど、そんな交通費を払ってまで雇いたい従業員なんですか?と私なら問いたい。

そんなことより、リモート環境整えてやれよ・・・

新幹線と、リモートワーク。
どっちが欲しいか、聞いてごらんなさいよ。

なに新幹線を使ってまで通勤させようとしてんだよ・・・

 

1両列車

平日、たったの1両だけで走る電車

あと個人的意見として。

新幹線といえば、あのものすごく長くて、全然途切れないのが外で見てて「すげえ・・・!」ってなるところじゃないですか。

それが四国の新幹線はたったの頭とお尻、そして胴体が1車両だけなんて、なんか可哀そうじゃない。

新幹線を見慣れた都会の子供が「なんか、短いね」なんて言ってたら、さすがにショックですよ。

「こんなの新幹線じゃない!」なんて泣かれたら、もう立ち直れないね。

新幹線の気持ちも、考えてやってください。

いや、私はそんな短い新幹線を見てみたいけれども。

とにかく、この話題はなかなか面白い構図なので、今後どうなっていくのか、もしまたニュースになってたら話題にしたいと思います。

他にも似たようなの、やってないかな。