人生の夏休み最終の旅先として行った、最後の遠出の記録を書いておこう。
旅行先としてやっぱり外せない関東に、東京にとうとう行って参りました。
初の一人関東。東京です。
そりゃ、子どもの頃、ディズニーだのピューロランドだのには行ったことはあるけれども。
ピューロなんて写真でかろうじて残ってるレベルだし、ディズニーに至っては千葉だ。
とにかく、成人して自分のお金で行くという経験が、ありませんでした。
ですが。
やはり、やっぱり行ってみたいと思ったのはですね。
・・・・。
つば九郎グッズが欲しかったからです!!!
存じ上げない方のために。
つば九郎とは、東京ヤクルトスワローズの球団マスコットを長らく務めている、巨大なツバメである。
そして各球団はグッズを出していて、マスコットのグッズも販売中。ヤクルトに至っては、つば九郎がグッズ売り上げ堂々の1位です。
というわけで、オンラインが常識となったこの現代において、交通費に3万円以上かけて、西の方からお邪魔しました。
そりゃさぁ、最初は馬鹿らしいとは思ったわよ。
わざわざそれだけのために東京に行くか?とね。交通費の方がよほどかかるわけよ。
でもそういう目的意識でもないと関東なんて一人では絶対に行かないと思ったから、面白がって行くことに決めた。
そんなバカみたいなこと、私しかしないだろうと思って。
東京。
ええ、私の旅の最終章にふさわしい。
目的地は、当然「神宮球場」ですね。
そこだけ。他はどこにも寄ってない。
しかも球場といっても、試合は見てないですし。
元々その日はヤクルトがホームでの試合日ではなく、名古屋かどっかに行ってた日だったので球場行っても仕方ないし。
なんなら、翌日の花火大会に向けての会場準備とかしてたし。
でも、別にいいのです。目的はグッズのみだったので。
(そもそも、ノミの心臓を自負している私は、スポーツ観戦とか心臓に悪くて耐えられない。テレビ中継すら無理)
それさえ買えれば、旅の目的は達成されるのだ。
というわけで、新幹線で初の東京駅まで向かいます。
初の東京といえど乗り慣れた新幹線ですから、緊張で夜も眠れないってことにはならず。
仕事に行くような感覚で乗り継ぎを完了させ。
乗った新幹線は、お盆を終えた平日ではあったものの席はそれなりに埋まってました。
まあ時間でいうと3時間近くですかね。最寄りの新幹線停車駅に向かうまでも1時間弱かかるので、4時間、その日だけで8時間もの時間、乗り物に乗っていたことになります。
初めての関東ですよ。幼少期除いて。
もはや名古屋も高速で飛び越えてしまったことに、感慨深くなりました。
東京まで行けたら、お金と時間さえあれば東北以外、もうどこへでも行ける気がする。
さて新幹線は、中部、そして関東に入っても田んぼの多い道を高速で駆け抜けるわけですが。
とうとう「新横浜」を過ぎたあたりから、急にバコバコとマンションが。
線路近くまで建物が張り出しており、建物の、ひいては人口の密集度を感じました。
その後、目につく一戸建ての家々。ひしめき合うように密集してます。
田舎の方でも一軒家はあるけど、もっとのびのび建ってるのに。
隙間なく立てられている家が、かなり印象的。
そして品川、ここまでくると本当にビルが目立ち始めます。
東京駅に近づく頃には、そびえたつビルを見上げる感じに。
基本、新幹線って見下ろす角度になるのに、いつの間にか、見上げないと全貌が見えないくらい、東京駅は都会でしたね。
ついにやってきたよ、ハロー東京・・・!
終点の東京駅に着いた後、乗客は東京に帰ってきた人たちなのか、慣れたようにさっさと下りて行きます。
初東京の田舎者は、車窓から写真を撮り、みんなが下りてから最後に下りました。
夏休みなので、子どもの姿もちらほらと。
実は車内にいる時、「タクシーで帰りたい」という幼稚園児を見かけました。
マジか。
君たちは、駅からいつもタクシーで家まで帰ってるのかい?
田舎者は動揺しました。
やはり、東京もんはお金持ち。
金銭感覚が、もう違うのね。いい大人になりそうね。。
さて目的の神宮球場までは、そこから乗り換えて行きます。
当然、心配性のわたくし。
何線に乗って、どこの駅に行けばいいのか、ちゃんと下調べはバッチリです。
乗るのは中央線。
なんでも、快速に乗って御茶ノ水にまで行き、そこから各駅に乗り換えて信濃町で下りる。
他にもルートはあったけど、たまたま中央線にすぐに発車する快速が来てたので、さっさと飛び乗りました。
夏休みだったせいもあって、駅もそこまで混雑しておらず。
東京駅は複雑だと聞いていたけど、2番乗り場ということもあって迷うことなく行けました。
まあ、案内が出てますからね、それに沿って歩いて行けば不慣れでもたどり着きます。
それにしても、人の数は少なくても、なんだか東京人はせっかちね。
普通にエスカレーターを上り下りしてるし。
関西では真ん中に堂々と立って乗ってるけど、東京では無理ね。
あの光景見たら、「エスカレーターでは歩かない」という常識は実現しそうもないわ。
つーか、すぐに次の電車が来るんだから、そんなに焦らなくてもよくない?
田舎で「次の電車が30分後!」なんだったら、急ぐのも分かるけどさぁ。
そんな必死になって、どこ行くのよ。
快速電車の車内は大阪環状線にちょっと似てて、清潔感があって今らしい感じ。
乗客も少なく快適快適。
テレビで聞いたことのある駅名がアナウンスで聞こえてくるため、田舎者はちょっと興奮しました。
次回、神宮球場の地に赴く!!