職場の近くには大きな道路がありまして。
だから歩道橋があるのですね。
私はそこを登って渡って、職場に行ったりお昼を買いに出たりするのだが。
何度も通ることで、気になったこと。
この歩道橋は、自転車や乳母車でも渡れるようにエレベーターも付いてるのです。
でも正直、階段を行った方が早い気がするし、たいした階段でもないから基本的にはエレベーターは使わない。
それは多くのサラリーマンの方もそうでしょう。
でも、この歩道橋を利用する高校生は、結構エレベーターを利用してるのです。
エレベーターが来たなと思ったら、出てくるのは制服姿の女子高生。
そういうことが何度もありました。
職場の窓から下を見て「女子高生だな」と思ったら、やっぱり迷うことなく一直線にエレベーターへ向かっていく。何組も見た。
そして今の時期は、みんなハンディ扇風機を持ってカバンを肩にかけて、だるそうに歩いている。
女子高生って、そんなに暑がりだったっけ?
なんかもう、扇風機で涼みながら歩くのがひとつのファッションのように見えてくる。普通に風が吹いてる時ですら使ってるんだから。
それが証拠に、今の時期、私服姿の方は誰も持ち歩いていない。
エレベーターを使うのは高齢者か高校生。
階段を使うのは、健康志向なサラリーマン。
下りる時は、高校生も階段率高し。
いや、別にそれが全てだってわけではないはずだけど、高校生ってもっと元気はつらつな印象があったから、「あれっ」っと思ってしまっただけ。しかも昼間。
確かに、階段を上るのは疲れるし嫌でしょう。
でもそんなに楽してると、今はいいけど10年後とかには足が浮腫んで下半身太りに悩むことになるよ?
やっぱり、足だけは若い頃から鍛えといた方がいーよ、と心の中で思ってる約10年前の高校生。
でも実際、私らより親世代の方が体力あると思う。
そしてそんな親世代よりも、その親世代の方が体力があったんだろうなぁ。
若い方が元気、健康って言うけど、昔から野山を駆け巡っていた昔の子どもが大人になった人と、勉強も含めて1日座ってばかりな今の子ども。
食べてるものも貧弱になってるし、どんどん体力がなく元気が続かない世代が誕生してるような、そんな予感を現実のものに感じさせてくれる光景でした。
まあ、そんな「今は女子高生」も、10年後には運動しなきゃ歩かなきゃって思う大人になるんだよ。
特に田舎の方では「運動しなきゃ」と言いながら、みんな車社会に染まってくんだ。