名古屋に引き続き、今度は東京へと行ってきました。
今度も連れ合いです。
というか、友人が行きたいと言ったので。
なぜに近いタイミングで行ってしまったかというと、全国旅行支援の締め切りが迫っておったからです。
その支援は、お土産代としてありがたく遣わせていただきました。
今回の旅は一言でいうと、我々の趣味を全てまとめて回った2日間ってやつで。
別に、有名処を見て回るような観光はしてないのです。
計画を立ててた段階から、「統一感のない旅行になりそうだな」と思ってました。
始発電車に乗って、慣れた東京駅に参った我々。
まずはそのまま荷物を預け入れ、向かった先は「サンリオピューロランド」。
正直、私はサンリオは好きではない。そして嫌いでもない。
つまり興味がないってことです。
(私が好きなのは「つば九郎」という超現実的な生き物です)
友人も似たようなもので、でも「youtubeで見て楽しそうだった」と友人。
我々は田舎の方に住んでるので、そういうさ、都会で遊んだり食べたりする人の本とか動画をすごい憧れの目線で見てるわけですよ。
で、いいなあと思えば自分もやってみたくなるじゃないですか。
その夢を叶える旅だと思っていただければ。
ただし、大人目線なので辛口です。
そんなシビアなピューロランド考を是非。
で、ピューロランドだけど正直、、何とも言えないですね。
まず多摩センター駅で降りて広すぎる通りを歩いていくのですが、途中途中に銀行の山。
ダイソーもあれば、チェーンのコーヒー店までも。
なんだろう、この「生活区間に無理やり押し込めました」感。
世界観を大事に!なんて言わないけど、ランドの手前に病院があるのはちょっと。
ちなみにランドは屋内型のテーマパークなので、上空から見たら巨大な箱です。
入場して入った場所が3階で、下にもぐっていくことでランド全体を歩けるって構造で。
正直、今自分がどこにいるのか似たような感じなので把握ができにくい。
入ってすぐに始まったパレードショーも、見てはないけど暗い室内を生かして光チカチカさせてて音楽ドンドン炊いて。
正直、うるさかったなぁ。
あの大音響、子ども泣かない?
我々、室内のライブとか音が心臓に響いてくるから苦手なんですよ。
キャラクターも一切見えない位置でライドに並んでたけど、物語だけは高い声でキティさんが喋ってくれていたから把握はできました。
いきなり出てきた闇の女王は、みんなの希望の光である「知恵の木」の光を消滅させてしまい、敵を倒そうとする過激派ボーイフレンド・ダニエル。
でも平和主義キティはそれを制止。
誰だって、希望の光を見たくない時はあると。
そんな他者に共感する姿勢が奇跡となり、再び「知恵の木」は輝きを取り戻すのであったー!
正直、「知恵の木」をしばらく「生活の木」と呼んでいた私。
(それは店である)
物語としては、すごく的を射ているし、悪(だと我々が勝手に思っている相手)を排除するだけでは何も変わらないことを諭すように教えてくれるハロー・キティ。
情操教育によさそうです。
でも、肝心のキャラクターが我々の位置からでは見えなかったのが残念。
お昼はキャラクターのカレーを食す。
このカレー、意外と辛いぞ。
辛さレベルが低いのに、これ幼児が食べたら中辛以上だぜ。
懐かしのレトルトカレーを思い出し、意外と美味しく食べられました。
久々に食べたよカレー。
あとはまあ、色々見て回り。
ショップを覗いてって感じで終了。
平日でも家族連れ(両親の休みが土日とは限らない)、若いカップル、大学生っぽい女子の塊。
いろんなお客層でした。明らかに外国人の子連れが多かった印象。
カチューシャとか付けてる子いたけどさぁ。
正直、この規模で付けてることの意味があるのか?とは思ったけど(ほぼ買い物メインだし?)、そうやって付けるために来ていると思えば、まあそうなのかも。
ちょっとランド内が狭くて、あんまり楽しむ余地が見いだせなかった我々。
友人の顔も今一つな顔。
友人は「カチューシャ買えばよかったね」と全く心にも思ってないことを投げやりに言い出すから、ちょっとイライラしたけど。
(「お前、絶対に買わんし付けんやろ」と私は思った。夢の世界で楽しんでる自分を、現実の側から見て恥ずかしく思い醒めるタイプなのだ)
一応、乗り物と呼ばれるものは並んで乗ったんですよ。
キャラクターの展示の間を、ライドで動くみたいなやつ。
それはよかったけど、終わってしまえばやっぱり我々のキャラにサンリオは似合わない。
しかも室内。
全体的に暗く、甘ったるい照明で照らされてるランド内はちょっと気が滅入ります。
外に出た瞬間、自然光と空気にホッとしたくらい。
そして入場料もまあまあ高額。
友人はレゴランドを「高い高い」と言ってたけど、規模的には満足できる値段だったのでは?
広いし、遊べるし。
(私の中でレゴランドの評価が上がっていく不思議)
だが何より、キャラクターに会わずに帰ってしまったのももったいないかなと。
これが一番の痛手でしたかね。
来たい!と言ってた割には、グリーティングには興味なさげな友人。
やっぱり、動く生き物に会わないとねぇ。
ショーも正確に見れずキャラグリも無しじゃあ、入場料払って買い物に来ただけって感じですからね。
「動画見たら、すごく楽しそうだったんだよ・・」
と言ってたけど、そうやって視聴者を楽しませるために動画を作ってるんだよと。
芸能人だって、テレビでめっちゃテンション上げてるでしょ。
勘違いしちゃいけないのは、パークそのものが楽しませてくれるから楽しいのではなく、自分が楽しもうとするから楽しいのだってこと。
まあ、30過ぎた現実主義者には向かない場所だったのは確かだけど、私もまだ幼児だった頃に行ったことがあるみたいだし、写真も残ってる。
友人は動画で見て憧れてたし。
それぞれの目的は達成されたから、それでいいんじゃないか?
一切覚えてないけど、連れて行ってもらったところに自分で稼いだお金を使って自分自身を連れていく。
それはそれで、ちょっと感動的なことです。
一応今回のハイライトは、待ち列に並んでいる時、友人がスマホを落としてカバーにしてあるガラスが割れたことでした。
ガラスのカバー?って一瞬思ったけど、それが一番丈夫だと言っていた友人。
でもそれ割れたら、剥すまで一切触れなくなるやんと密かに思った。
つづく