時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

夜の栗林公園にゆく(秋のライトアップ)

実は、その日は「さくらももこ展」を見て帰ったわけではなく、そこからちょっと寄り道もした。

さくらももこ展はこちら↓

hikikomoru-shikou.hateblo.jp

今回、目的はももこ展だったけど、11月18日~27日の10日間、栗林公園のライトアップの時期とうまい具合に重なるということで、ついでだから行ってみようと思い寄ることにしたのでした。

高松市美術館からは、商店街のアーケードをまっすぐに行って、アーケードを抜けてもまっすぐ行って、見えてきた信号で曲がると栗林公園にたどり着く。

栗林公園ライトアップ

のぼりが2本立ってました。

ここ栗林公園自体は、友人と4年くらい前に訪れたことがある。

その時は自転車を借りて駅から走ったものです。
一応、その時も11月だったけど紅葉はしてなかったし、夜に行くという体験もしてみたかったということで。一人だけど。

さて、さっそく入場。

まず感想をひとつ。
暗くて何も見えんわ。

最初、入り口の所で鑑賞コース案内図をもらうんだけど、園内がほぼ真っ暗なので、何も見えん。

ライトアップといえど、園内全体を照らしているわけではなくて、あくまでスポット的に照らしている感じ。

栗林公園ライトアップ

大部分は右側。左はスポット的にだけある

もちろん、道中も誘導用の灯り?なんかがあって凝ってたけど、それだって互いに一定の距離を取っている。
撮影スポットこそ明るいが、それ以外は基本真っ暗。

このように、誘導灯の前で地図を広げている方を何人見たことか。

夜の栗林公園

道の明かりを頼りに地図を見る人

あと、園内は基本、砂の道。

そして部分部分で石畳のような道が続いていて、気を付けないと滑りそうになる。

木の根っこが張り出してるところもあって、足元に注意しないとドジは躓くでしょう。

そんな道を、あろうことかピンヒールのブーツで来ていた女性がいて、まあ、よくそんな靴で・・・と感心しました。

正直、岡山の後楽園はそれでもいいけど、こっちの公園は起伏に富んで、途中橋を渡ったりもするので、そんな足元が危うい靴はやめた方がいいかと。
ましてや夜なんて。

あ、でも中には下駄をゴロゴロいわしながら歩く男性もいた。

しかも1本歯。もののけ姫のジコ坊(赤いオッサン)が履いてるようなやつ。
それはそれで、なかなか逞しい。

ススキと灯り

なぜかあったススキ(?)

そして、まあ園内が広いし、1本道で帰ってこれる場所じゃないんですよね。

だから、全てをぐるっと見て回るのは難しく、園内が暗いものだから地図もろくに見れず、自分が今どこにいるのかが全く分からないという。

まあ地図は当てにならないので、なんとなく適当に道を進んではみたけれど、思いもしないところから、かつて来た道に合流し、結果的に逆走したまま入り口に戻ってきました。

栗林公園ライトアップ

ホントこういう場所は、あくまで一部です

ふう、結構疲れた。

栗林公園の良さは、歩き甲斐のある広さと場所によって異なる景色なのです。
その見所が多さが、何度も行きたくなる飽きの無さにつながる。
その散策は、いい運動になる。

園内は、どちらかというと松が多いので、紅葉の赤はほとんど見れず。
(松は針葉樹林)

だからこそ、一部赤くなった木には人がたむろ。

松も照らされていたけど、正直、この暗さで浮かび上がる松は怖い感じがするため、誰も見ていなかった。やはり、ライトアップにはモミジが一番いい。

でも、私の勤続6年になるスマートフォンでは、どうしてもこれが撮影の限界。

栗林公園ライトアップ

船が川をゆくのです

撮影スポットでは、脚立を設置した一眼レフ、望遠カメラで撮影に臨むプロだかアマチュアの方をチラチラ見かけたが、その後ろからのぞき込んでみると、それはもう我々素人のスマホの限界をはるかに超えた、素晴らしい写真が撮れていらっしゃる。

まさに、パンフレットに載っていてもおかしくないくらいの出来栄え。
もうね、上記の船が光に包まれてました。

ああいうのって加工とかしてるんだろうと思ってたけど、違うんですねぇ。

自身の写真を見て、私は途中でスマホを鞄にそっとしまった。

特別名勝栗林公園

おわり