時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

テラテラになった皮膚

それは皮膚を力いっぱい引き延ばして、表面がテラテラになったような皮膚である。

この手の皮膚、大抵は膝に見られるけど、そこは稀に尋常じゃない痒みを発する。
まさに爪で強く引っ掻きたいくらいの痒み。

実際に爪を入れると、大変に気持ちがよい。快感を感じる。

私は子供の頃から膝によく怪我をしていたので、よくここの皮膚はテラテラになっていた。

かさぶたが取れた後の、非常に薄い膜が張ったようなピンク色の皮膚、と言った方が分かりやすいかしら。
おかげで今でも怪我の跡なのか、膝はちょっと黒く汚れている。

 

こんなに強い痒みを持つのはテラテラした膝くらいのものだが、今の私の全身には万遍なく痒みが走っている。

季節の変わり目に、バランスを崩したのか。
3月から7月にかけて、同じような痒みを発症していた。8月は無事だった。

風邪というものに、ここ10年まったく罹ったことがなかった代わりに、ここ数年は身体の表面が体調の調整的役割を果たしてくれていたようだ。

確かに、よくよく考えてみれば、皮膚というのは細胞にとっては細胞膜のようなもの。

外の環境の変化をとらえる役割を持つ細胞膜としての機能を現在皮膚がしていると思えば、皮膚は実は頑張っているのだ。


とりあえず、ちょっと痒みについて調べてみた。

こうした痒みの主な原因は、「肌の乾燥」であるらしい。

乾燥。
つまりは、皮膚のバリアが薄くなっている状態。ガサガサで、潤いがない。

(体中が乾燥してるのに、顔だけはテカテカしているのはどういう理屈だろうね?体において、部分でこうも体質が変わっているのは不自然だ。それなら部分痩せだって実現できるさ)

バリアがない状態、つまりはテラテラしているのもその所為?
あれは肌というより、皮がむき出しって感じだ。
(いずれも、しなやかで丈夫というイメージからはかけ離れている点では似ている)

アトピー性皮膚炎も乾燥肌の一種。
乾燥してるが故に、ちょっとした刺激で痒みを誘発してしまうらしい。

というのも、痒みに悩む人の「痒みを感じる神経」は、通常の人よりも皮膚のすぐ下にあるらしく。
だからこそ、ちょっとした刺激にすら痒みを感じてしまうそう。

そういう神経線維が、どういうわけか通常の人よりも伸びてきてしまっており、その結果、皮膚のすぐ下まで来ているらしい。

そんな、触れたら響くような所に神経があれば、そりゃ簡単に痒みを感じるし、掻くことでますます肌はボロボロになっていく。

そんなボロボロ乾燥した皮膚は、ますますバリアを張れなくなって・・・と、とにかく悪循環が生まれる。

だからこそ、「痒みは掻くな」と言われる。

 

でも、痒みが止まらないのよ。
掻くことが、一番の幸せなのよ。

簡単に幸せを感じられる瞬間。
そして地獄が待っている。

液体ムヒ

掻くなと言われると、使わざるを得ない・・!

この痒みをどうにかするのに、意外といいのが紫外線らしい。

一見すると、紫外線は肌を傷つけるイメージよね。
日焼けなんて、軽度の火傷ですし。

でも私もいつか、「こんな痒い肌は、日光による光で消毒じゃあ」と言わんばかりに、思いっきり日の下にさらしたことがある。

いつもはパーカーで日焼け防止してる腕も、実は汗の湿気で、負担になってる可能性もあるし。

ショートパンツとノースリーブで表を出歩いた。
その結果が良かったのかは不明。相変わらず痒いままだ。

でも、その判断は間違いではなかったのですね・・!

メラニンは紫外線ブロックのためのバリアとも言いますし。

ちょっとくらい日焼けした方が、身体にとってはいいのでしょう。

痒みは、何かのサイン。
早めにそれに気付いてあげて。

 

個人的メモ(次なる春に向けて)

私のこうなってしまった肌には、天然資源100%のオイルは状態を悪化させてしまうので、痒みが出始めたら使用は控えるように!!