時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

春に新生活を始めたくなった

いつかの週末には、友人に会って来た。

待ち合わせをしてたけど、見当たらない。
辺りには、数人の人間が同じように手元の電話に目を落としているようだった。

実はその中に友人もいて、その目の前を通り過ぎた後、連絡を取ってやって来た時、初めて彼女だったと判明。

だってねぇ。
正直な話よ。

その子の前では言ってないけど、ちょっと見た感じがオバサンっぽかったんだもの。

着ていた服装のせいもあるし、ブルーデニムだったってのもある。
スキニータイプのブルーデニムって、主婦感が強いんだもの。
なんかスタイルも野暮ったくて。その子、もっとスタイルはよかったのよ!足とか細かった。

でもね、よく考えたら、その子も私も30を超えた女でした。主婦してる年代なのは、間違いない。

毎日会ってれば分からないかもだけど、半年単位で会うような子の場合、なんか一気に違和感を感じてしまう。なんかショックだなぁ・・・
まあ、着るものにもよるか。本人は、太ったと言ってたし。

その子としばし語り合った。

仕事に煮詰まってるというか、「辞められるもんなら今すぐ辞めたい」って言うくらいには、ストレスフルな毎日らしい。

彼女、保険会社勤務なの。
保険の説明だとか問い合わせの対応が主な仕事らしいけど、来年度から人員も減らされ、今まで以上に厳しい状況になることを恐れている。というか腹を立てている。

その分、給料もいいし賞与も出るけど、やっぱりキツイものはキツイのだと。

「結構キツイよ」と力なく笑う彼女に、私は何も言えなかった。

彼女。独身、実家暮らし、彼氏なし。

定年まで、今の仕事を続けられる自信が100%ないそう。
他にやりたい仕事は思いつかないけど、今の仕事は確実にやっていたくない。
今のままじゃいけないことは分かってるけど、何をどうしていいのか分からない。

ま、簡単な話、私と同じようなことに悩んでいるのだという。

そして今が人生の重要な岐路に立っている、と。

違いは、彼女、私に比べて高給取りってことくらいね。
そして、もう間もなく勤続10年目に突入する・・その時点で尊敬以外ないけどね。
私、最長で4年だよ。3年でもうすでに怪しかったけど。

でも、無理なものは無理だー!と主張している。

でもそこまで嫌なら、もう職を変えるしかないけどね。
よく10年も頑張ったよ。

その子、30年間生きてきたけど、一度も親元を離れた生活をしたことがないのだという。
まさに箱入り娘って感じだもの。末っ子でさ。可愛がられてきたんだろうことが伺える。
でも、いつまでもこのままじゃいけないと。
家を出ることもちょっとは考えていると話してくれた。

私も、なんか季節的なのもあるんだろうね。あとは心境的に。

ちょっと家を出て生活してみたいと思うようになったよ。

一応、学生時代、ちょっとだけ親元を離れてた時期はあるけど、正直言うとね。あの頃の方が、しっかりしてた気がするよ。やはり親の下で生活してるとね。

うん、なんか、新しい街で、新しい仕事をしてみたくなった。ちょうど職無しになるし。

問題は、私に自分の生活費やその他諸々を支払えるだけの財力があるのかってこと。

そもそも職無しは、家を借りられるのだろうか?