時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

変化する体型を見た

大学時代の友人と、久々の再会ができた。

私たちは互いにちょっと似ている。

一見、他人に合わせてくれそうな外見や雰囲気を持っているが、その実、とても頑固で、合わせることに我慢ができない。
直接それを言葉で言えない分、雰囲気で出してしまうところも似ている。

そんな我々は、周りの結婚ラッシュに取り残された、どころか参加もしていない。

 

そんな友人と2年ぶりに会って、彼女の外見的変化から、時の流れを感じた。

その友人は、もともとスリムな体型。
身長は平均的、体重も50キロないくらい。
下半身がシュッとしてて、お尻も桃型。

日本人に多い骨盤が横に張り出していて立体感がないペシャンコ尻とは縁遠い、まさに
理想的なヒップの持ち主。足もまっすぐスラっとしている。太ももだって細い。細身パンツが、大変よくお似合いだった20代。

そんな友人だが、本人は昔から、肩回りに肉が付きやすいという悩みを密かにもっていたそうで、仕事のストレスでやせた時、肩回りがスッキリしたことを喜んでいた。

ある意味、そのへんも私と彼女は似ている。

上半身に肉が乗りやすい。それでも、私は気にせずにノースリーブを着るが。

今回会った時も、私はノースリーブのワンピースを着て行ったのだけれど、彼女は黒のTシャツ。

驚いたことに、その袖から出ている腕が、結構存在感があったのだ。

あれ、思い出の中の彼女の腕は、もっとスッキリしていたはずなのに・・・

二の腕は隠れているから分からないが、半袖の袖から伸びた腕、肘から手首までも、どことなくちょっと日焼けをしてたせいもあってか、なぜか逞しい。

若い女性の腕というより、頼りになる母さんの腕みたい。いや、年齢的には、母で合ってもおかしくない年齢だが、私も彼女も独身だ。

体型は変わるというが、ここまでかっちり現れるものなの?

下半身は、ロング丈のフレアスカートを履いていたため、その実態は不明だったが、
あのスカートでは、せっかくの下半身がまるで生きない。太って見えるよ・・・

なんとなく、全体的に母を連想するような体型に見えた。

おばさん体型だなんて、言いたくない。

 

そう、たまたま、その時履いていたスカートが悪かっただけ。

腕だって、案外近くで見れば、みんなあんなものかもしれない。

背が高くて細く見える女性だって、近くで見れば、その足とか膝は結構大きいものだ。

全体的に太く見える小さい私の方が、近くで比べたら腕や足は小さく細いのだ。実は。


いや、そもそも20代の時の彼女と、30代の今の彼女を比べるのは間違っている。

人間の変化とは、そういうものだ。私だって、膝より上のワンピースを着ると、丈が足りてない感を自覚している。つまりは、もうすでに似合ってない。

とはいえ、食べる量は増えてないのに体重が年々増えているのは、代謝が落ちてるせいだと言う彼女に対して、年々食べる量が減っていき、体重も筋肉も落ちてしまっている私は何も言えなかった。