とんでもない夢を見た。
うちの母、車の免許を持ってなくて、生まれてこの方一度もハンドルを握ったことのない人生で、これから先の人生も運転なんてしないであろうと思われる人。
それがどういうわけか、夢の中で、まさかの運転をしていた。
それは不思議な光景だった。
しかも、日本の車のはずなのに、なぜか左の助手席に座っている。
もしかして、左ハンドルの車だったのだろうか。いや、確かにハンドルは右の席についていたと思うけど。
なぜ分かるのかというと、私もその車に同乗していたからである。走らせていたのは、通い慣れた家の周辺。
私自身、立派なペーパードライバーだが、それでも一応は免許を持っている。
だから最低限のことは分かっているつもりで、あれこれアドバイスというか、こうしなさいと口を出してたんだけど。
動かして早々、あの人、道の右側を走りよる。
「左を走れ」と言うも、「嫌だ!」と言って、頑なに右側を走る母。
右折の際も、今なら曲がれるから!と言うも、全くアクセルを踏まない母。
本当に頑固でした。
これだから、ちゃんと学校に通って、運転の諸々を学ばない人は道を走ってはイカンのだ。
事故やトラブルに遭う前に現実へと帰ってきたが、あのまま夢が続いていたら、どうなっていたことやら。夢であっても、事故に遭う経験なんてしたくないものです。
現実として、あの人を特別頑固とは思わないが、頑なな親を説得するというのは、難しいことだと実感しました。
そんな夢を見たせいなのか、いろいろと考えてしまう。
地元において、車がないと生活できない族の父親は、今現在は仕事で毎日通勤に使っているが、はて、いつまで車に乗り続けるのだろうか。
仕事をしている内は乗るだろうし、引退後も、衣料品等の買い物に出かける際には母を連れて車で出かけていく。
将来、車に乗らなくなったら、毎日何をして過ごすのだろう。
毎日、朝から晩までネットとテレビ漬けの毎日になりそうで、そんな親を見たくはないと正直思っている。
(うちに孫が生まれれば、また違うんでしょうけどね。私も弟も、今のところそんな予定は皆無である)
ちなみに、私は車には乗らずに全て自転車。
真冬でも雨でも自転車。しかし最近は、自転車で30分かかるところを歩いて出かけるのにハマっているため、往復で2時間近く帰ってこないことも多い。都会だと普通だけどね。
できれば車に依存する生活なんてしたくないし、足腰を鍛えることは今からでもしておきたい。ということを言い訳に、1万近くするスポーツ用のレギンスを買ってきてしまった。