時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

ラップスカート、ソワソワする瞬間

久々に、スカートを履いて仕事に向かおうと思った。

ふくらはぎ丈のスカート。

この時期に売っているような、厚みがあってタックも申し分ないチェック柄のスカートなどは、体型的を著しく悪く見せる。

かといって、タイツを履くには早く靴下では寒いため、膝丈も履きたくはない。

この時期の職場の老いも若きもが履いているのが、タイトめで秋カラーのふくらはぎ丈スカート。

若い子が、マスタードや深いグリーンをニットと合わせて身に着けているのが大変素敵に見えて、そういえば自分もこんなシルエットのスカートを持っているなと思ったのだ。

 

ラップスカート。紫。アースミュージックエコロジーでかつて売っていたらしいこのスカートは、数年前に古着屋で見つけて300円で購入したもの。

買ったはいいが、2回ほどしか着用しなかったこのスカートを、薄手のニットに合わせて着て行った。

しかし問題が発生。

なんとなく、そうなるだろうことは分かっていたが、このスカート、ラップはラップだが布が重なり合っている部分が少なく、しかもその分け目をどの位置に持ってくるかで、歩いているだけで簡単にめくれてきてしまうのである。

小股で歩けばそれほどでもないが、大股、もしくは風の中を歩けば、足が綺麗に見えますがな。

しかも、ちょうどいい位置を見つけたとしても、真ん中にしていた部分が左へと回転してしまうので、気付けばスリットが真ん中で、大変危険な状態になる。

さらに部が悪いことに、私は自転車通勤であった。当然、漕ぐたびにスカートがパかッと割れ、中身が見えますって。

まあまあ際どいところまで見えて、さすがに30代の生足は厳しかろうと、仕方なく自転車を降りてスカートのウエストを180度回転させた。

これでスリット部分がお尻にくるので、サドルにまたがってしまえば前はひとまず安全だ。しかし、これだけではなく、いざ職場に着いて椅子に座るも、油断してると再び割れてしまう。
このスカート、内側にボタンを留めるためのリボン的な何かがあったため、おそらくそこに引っかけてめくれ防止をやってくれるんだろうと推測するが、残念ながら中古なため、使い方がよく分からないのでした。

あるいは、もっと腰が細い10代の子ならば重なり合う部分も増えるため、こんな自体にはならないだろうか。この洋服ブランドは、年齢層若めだものな。

 

行きと同じく、後ろ前にして自転車で帰宅した後、近所の古着屋になんとなく寄ってみた。

すると、これまた美しい紫のタイトスカートを発見。丈はほぼ同じくらい。今度はラップではないため、中身が見えることもない。

ブランドは、グリーンレーベルリラクシングという、普段は高くて手が出ないもの。

しかも紫色。これはよいと試着してみると、同じ紫系でも、渋めの紫でタイトなシルエットがすごく年齢的にも落ち着いて見える。

何より、定価で買ったら1万を超えるであろうスカートが、1500円程度、しかもタグが付いたままなので、そんなに着用もされていないほぼほぼ新品なので、悩みまくる私ですら飛びついた。

先のスカートも、履き心地はともかく実は色がちょっと派手だったため(折り紙の紫色)、いつか買い替えるつもりでいたけれど、その時は今日だったのだ。

その日履いて行ったことが、まさに天啓。

いい出会いがありましたとさ。