時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

クリスマスツリーを探しまくる

昨年のクリスマスが終わった頃、雑貨屋で安売りしていた小さなキラキラとしたクリスマスツリーを見て、来年こそはクリスマスツリーを買って小さくクリスマスに参加しようと誓った。

思えば、クリスマスの時期に、クリスマスらしいことを何一つしていない。

ツリーもサンタもなければ、ケーキもない。町ばかりがクリスマスっぽくなる一方、私自身はまるでクリスマスに染まっていない。これはいけない。今更だけど、パートナーも子どももいないけど、クリスマスを楽しんだっていいじゃない。

ということで、机の上に飾れるサイズの小さなツリーを11月に入ってすぐから探しているのだけれど、見当たらない。

イメージはすでにあるのだ。15センチほどの定規サイズで、いわゆる一般的なクリスマスツリー。オーナメントは別で用意しているから、それを飾れるサイズであればよい。

しかしだ、売っているツリーは、小さいものでも20センチ。それ以下のサイズもないことはないが、どれもすでに豪華な装飾がガチっと接着されていたり、オーナメントを吊り下げられないタイプだったり、吊り下げられそうでも、木そのものがガラス製だったり。ほぼ毎日どこかに寄ってみても、そんなのばかり。

とにかく、私がイメージしているものが全く売ってないのだ。
ただ、シンプルな形のものが欲しいだけなのに、そんな需要はないらしい。
小さいサイズは、買ってすぐに飾れるよう、全てが最初から取り付けられているものしかないようだ。

いつまでたっても理想のものが見つからないため、妥協することにした。もう、サイズさえ合えば、ガラスでも合格だ。

本当は、白い雪だるまが映える緑色のシンプルなやつがよかったけど、仕方がない。
今の主流は、そういうのではないのだ。時代に乗ることにした。

というわけで、ガラスでできた小さいツリーを買ってきた。
いや、もともとは、こんな感じのツリーに惹かれてツリーに憧れ出したのだから、これでよかったはずなのだけれど。1年間過ごすうちに、なんかイメージが膨らんでしまったのよね。
これ以上探せないとなると、原点に帰れ。もうこれでいいや。

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美しい、今どきのツリー

改めて見たら、これはこれで素敵。ただのクリスタルなガラスだけでなく、さりげない金色がアクセントになっていて、なかなか高級感があってよい。大人なクリスマスだ。サイズも15センチ程度。王道のFrancfrancである。

もし、これから先に理想的なツリーが見つかれば、それもまた買おう。だってまだ11月。これから新商品が入荷される可能性は低いが、どこかでイベントでもやり始めるかもしれない。

それにしても、いろんなお店を見て回ったが、どこもツリーそのものよりも、可愛らしいオーナメントやリースの販売が多かった。オーナメントは大抵どれも可愛らしく、そして結構高い。中にはガラスでできた大き目のオーナメントもあって、あれ落としたら危険だろうに。

意外なことに、リースをよく見かけた。これまでクリスマスと言ったらツリーで、リースのイメージはなかったけれど、どこも素敵なリースを売っている。もっともクリスマスの記憶が10年くらい抜けているから、もっと前からそうだったのかもしれないが。

いい大人だし、季節の度にインテリアを変える方ではなかったけれど、たまにはこうして、季節ものに参加してみるのもいいかもしれない。

 

せっかく誰にでも等しく訪れるクリスマス。

一人でも、実家でも。楽しんだって、いいじゃないの。