時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

外に出た先は、また別の山

気持ちが落ちている時って、楽しむ余裕がない。

買い物に行こうと思っても、こんなの買ってる場合じゃないって、何かががささやく。

特に、仕事をどうするか決めかねている状況だから、なおのこと。

 

これにお金払ってる場合?と、罪悪感が湧いて、自分をさらに引き留めようとする。

かといって、できることをやらないと、まず始まらない。

自信を失っている、自分への評価が低い時に、大それたことはできない。

せめて自分の手の届く範囲で、少しだけ背伸びした行動をとる。

私にとっては、目標であったサングラスを買いに行く、だったのだけれど。

確かにお金はかかったけど、内から湧いてきた計画、目標を達成できたことは、またひとつ自信につながったはず。そうであってほしい。

こうやって、出来ることをできる範囲で広げていくしか、ないから。

 

お金がもったいないからって、素通りしていては、きっとずっと同じまま。

どこかで自分の希望を自分で叶える行動を起こさないと、ずっと何もできない自分のまま。

そんな自分像のままでは、もっと大きな動きなんて、できないよ。

 

仕事をしてなかった時期、やはりお金を使うことに抵抗があって。そして友達と会うのも後ろめたかった。

まともな就職ひとつできなかった自分は、そこからかつての部活動の集まりに行かなくなった。

 

ずっと引きこもっていたとして。

家から出たとしても、そこでゴールじゃないよ。

そこはまた、別の山のスタートだよ。

 

また別の悩みが始まるだけ。

だから、無理やり家から引き出しても、何も。

何も解決しやしないよ、と。

 

無理やり引き出しても、別の山のスタート地点に装備もなく置かれるだけ。

根本的に自分が変わるしかないけど、一気には変われない。

継続力というか、忍耐というか、こんな自分との付き合いを、これからも続けていくしかない。

 

こんな感傷的な気持ちになっているのは、この5月でまた、4月から入った別部署の方が辞めるという話を聞いたからだ。

その方は、同世代くらいの方で、おそらく主婦なんだろうけど。

入って1か月で別の仕事の面接に行って、そこで採用されたらしい。

もともと、次の仕事のつなぎとして来たのか、今の仕事が不満だから、とにかく新しい仕事を探したかったのか。

真相は不明だが、こんな感じでとにかく人が定着しない。

この前、やっと言葉を交わしたばかりなのに。。

前の職場では、やっと言葉を交わせた方が、数日後にこの世から去ってしまうし。。

人との縁が薄い(涙)

 

ある意味、そういう旅立ちに便利な部署、とも言えるかもしれない。

給料のわりに激務、っていうのも、ある意味長所ととらえられるかも。

まあ、そこで自分は能力がないダメ人間だと思ってしまうタイプには、ちょっときついかもしれないが。

こういうこと、正規以外の雇用の世界ではザラにある話だろうな。

実際、その道を長く生きていた親戚も、最短1日で別に移った。

それくらい、割り切れたらいいのだけれど。

 

まあ、そんな心配しなくても1年ごとの契約更新だから、最長期間が決まってるしね。

身を任せていれば、それでいいのだけど。入った瞬間から、次の人生計画のために、
考えなくてはいけない。

 

引きこもりから脱却したらしたらで、別の問題、悩みが出てくる。

本当、終わりがない。

外に出たからと言って、そこはまた別の山の始まりなのだ。