前記事を書く前に、ひそかに吐き出してた内容。
今、サポートに行っている部署なんだけど、非正規の方が本当に有能で。その一方、その方以外の非正規の方は、本当に居付かない。
長くて1年、早けりゃ1週間、最速3日、そんな感じが続いており、とうとう来る人が途絶えてしまったから、仕方なくこっちが回されているんだけど。要は、人手不足なのだ。
原因は色々ある。
ある程度正確さを求められる仕事内容に加え、Microsoftのオフィスソフトをまあまあ使うわけで。AccessもあればTeamsも。
特にデータ処理ではExcelが必須なのだけれど、正確さと素早さを求められる。
当然、作業には関数の使用も必要となる。もちろん、そのスキルはなくてもいいが、使わなければ、大変時間がかかるのだ。非正規だと、勤務時間が決まっているので、その時間内に終えなくてはならない。
つまり、時間内に仕事を完了させるために、スキルは必須なのだ。
私も同様、非正規故に残業ができないため、この時間までにできるスピードで、計画性をもって作業を完了させなければならない。
ダラダラとかけられる時間が、この立場にはないのである。
しかも、上から言われるのは「これをして」という指示のみ。
そりゃ職場のパソコンでは何を調べても構わないから、関数や入力の仕方を検索して調べることはできるが、それはあくまで、基礎となる土台ができている人に限る。
非正規として来られる方は、基本主婦の方が多く、だいたい40代~50代の方。
これまで、そうした作業をやったことのある方ならともかく、パソコンを使わない仕事をされてきた方なんかだと、とてもじゃないがついていけない。
実際、40代の方が来てくれて、挨拶までしてくれた方がいたが、Excelが分からないと言って泣いて辞められている。
そのとおりだと思う。私も最初は、Excelなんて四則計算と入力しかできなかった。
今の職場に来て、わりと最初は余裕があったため、テキストを渡されて個人的に勉強するよう言われた。
もちろん、質問すれば教えてくれるが、基本は自力でまず調べるように、と教育もされた。
それくらいやったからこそ、こういうことが簡単にできる関数はないかしら?と思うと、調べることができるし、その余裕もある。
しかし、いきなり初日に来てすぐに、「これをやって」とデータだけ渡されたら、もう何をしていいか分からなくて泣いてしまうのが人間というものだ。
その部署は多忙のため、全体的に仕事もうまく回っておらず、人に教えるという余裕もないのだろう。
それはよく分かる。しかし、だ・・・
若い社員と違って、主婦であるため、帰宅してからもいろいろとやるべきことがあるため、なかなか勉強もできないのが現状だろう。叔母を見ていれば、いかに帰宅してから時間がとれないかがよく分かる。親の介護を兼ねている方も多いから。
悲しいかな、私は独身実家暮らし、友人も彼氏もほとんどいないため、勉強する時間だけはあったのだ。
しかし、最初に挙げた有能な方は、元々パソコンをバリバリ使う仕事をしていたのか、そこら辺の処理も早く、おまけにしっかり者。その部署の中では誰よりも信頼のおける有能な人材として全員に見られている。
この方を中心に仕事が回っているといっても、過言ではない気がする。情けないことに。
しかし、これは大きな問題であることを、理解しなければならない。
この方はあくまで非正規であるが故に、長くそこで働くことができない。あまりにも優秀なため、契約は他の方たちとは多少異なっているらしいが、遠くない時期に、去ることははっきりしている。
こういうね、優秀な非正規の方が回している、支えている職場は、よくないと思うのだ。
例えていうなら、なんでもかんでもやってあげる母親。おかげで子どもが育たない。
会社だって同じだ。なんでも優秀な外部の方がやってあげるせいで、そこに胡坐をかいた組織が組織として育たない。
問題を問題としなくなる。
明らかに仕事が回っていないのに、新たな人材も入れられず、そのせいで、こっちが負担を強いられているのだ。
急な退職等に困らぬように、人に頼るシステムを防止するため異動なんかを行うけれど、本当にちゃんと目的が達成されてます?
正直、かなりのストレスを、その部署にいればいるほど抱えてしまう。
肺に淀んだ空気が溜まる一方だ。
ある意味、こんな職場、さっさと辞めた方が身のためだと思う。わざわざ泣いてまで居続けるような場所じゃない。