時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

初めてショートヘアにした話

今回、短くしようかな~、どうしようかな~と思いながらも、春は出かける予定もあるので美容院を予約してて。

思いっきり短くしようかな、でもやったことないし、寝癖が付きそうだし似合わなかったらしばらく地獄だな、とか。
何事も初めてのことって、勇気入りますよね。

でもここしばらく、毛先が鎖骨とか肩に当たると弱った皮膚がピリピリして我慢できなくて、ずっと結んでたから。
これなら短くしても変わらない。

あと友人でこれまでずっとロングだった子が、一気に短くしていい感じになったのもあって。
「思い切って短くしよう!」とちょっとばかり決心して。
美容院へと向かうのであった。

 

入ってきた時から「お?」と思ったらしく、いつもはボブくらいから始まる髪型談義が、今回はいきなりショートボブから始まった。

思い描くようなイメージはないものの、とりあえず「短くしたい」という思いだけは雰囲気で伝わったらしい。

そして、いつもなら先にシャンプー台へと案内されるのが、今回はザクっと切ってから。

結果、ショートボブ作ってもらいました。

長さでいうと、あごラインより上だからショートヘアではあるけど、めちゃくちゃ短いってわけでもない。耳は余裕で隠れます。

でも、これまで30年以上生きてきた中で、これくらいまで短くした頭は生まれた時以来ですね。
後はなんだかんだ、鎖骨~胸くらいを行き来してたので。

いやぁ、新鮮ですね。
美容師の厳ついオッサンも、今まで切ってきた中で一番「人が変わったように見える」自画自賛

特に私の髪は量も多く、癖が強いから「どんなもんか・・・」とソワソワしながら毎回カットしてくれるけど、ここまで短くしたら逆に癖が出ないことに驚いていた。

どうも、これまでのボブ系頭だと、厚みが出る分収集つかなくなってた可能性。
おまけに半年とか、いつも忘れた頃にやってくる人だと認識されてたからこそ、いつも爆発した状態でやってくる「毛量と癖の強い人」だと思われてたらしい。

それが、サクッと切ってしまえばまとまりやすく、癖感が出なかったことに向こうも感動してた。
私も今回、初めてショートと名の付く髪型にして、これは全然アリだなと。

わりとおとなしめのショートにしたけど、これならもっと「男前な」ショートでも全然いいくらい。
(なんとなく、ショートにしたら子どもっぽく見えそうで躊躇してたけど、全然そんなことなかった)

 

いやぁ、切ってみるもんねぇ。
そりゃ、自画自賛したくなるのも分かる。
なんだかんだ、腕はいい方なのです。

その美容室は町中じゃなく住宅街寄りにあるので、美容院も乱立。新設のマンションも多い。
なのに、いつも転勤などでやってきた人は他所へ行ってしまう。

駅も近いからOLさんとか若い方が前を通るんだけど、誰も見向きもしないと嘆いていた。

そもそも美容院って、ガラス張りなとこ多いじゃないですか。
あれって、お客側からすれば店の客層だとか雰囲気とかを見られるチャンスなわけですよ。

でもそこは、オッサンが一人でやってるから(しかも厳つくてごつい)、お客はいつも一人。
そりゃあ、躊躇するよね。

いつも人が入ってない、厳ついオッサンがやってる美容院だと認識されてる気がするよ。(店長一人なんて、外からじゃ分からないしね)

でも、腕はいいのです。
その日の午前中、初めて来られた20代の女子も「すきバサミを使わない人、初めてでした」と言い残したらしいから。

確かに、剃刀みたいなのでシャシャッとやるし、くるんくるんとハサミを扱っていくその手先は、その身体と顔からは想像もつかないくらい繊細である。

おまけに私は毛量が多いから最後まで毛量を頑張って減らしてくれたり(他の人より30分枠を多く取ってくれてるらしい)、後に客が来なければ長居を許してくれたり。
見た目はともかく、お客に真剣なんですよ。

まあ、見た目と年齢で損してる部分はありますが。

だけど、その見た目で得をしてる部分ももちろんあるのであった。

今回半年ぶりに予約して、髪を初めてショートにしたこと以上に衝撃だったオッサンの話は次回。

ちなみに、この記事書いてタイトルをAIに考えてもらったら「厳ついオッサンの繊細な技術」と出てきて笑った。