時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

バスチケット売り場の変貌

バスの乗車券を購入するのに、私は窓口に直接買いに行きます。

そりゃあ今どきネットで勝手に予約・決済もできるし、その方が安いのは知ってるけど。
それでもなんか、窓口へと直接買いに行ってしまうのです。

 

その日は、数年前まで買いにいっていた窓口へ久々に行ってみました。

一時は閉鎖されていた模様。(待合室は開いてたけど)
販売が再開されたとの情報を得たので、行ってみることに。

さて、そんなバスの乗車券売り場に行ってみると、外から見ても何やら雰囲気が以前と違っている。無機質だった売り場が、なんか明るい感じになってるのが、ガラス越しでも分かりました。

戸惑いつつも意を決して中に入ってみると、ちょっとした洒落たお土産物売り場になっているではありませんか。

以前、ここはいかにも普通のチケット販売所だったわけです。

窓口があって、2人くらいの制服を着たオペレーターさんが座ってて、そこで予約等ができるのね。
お若い美しい方もいれば50代のかっちりされた方もおり、その面々はいつも安定しなかった。

しかし、数年ぶりに行ってみるとどうでしょう。

オペレーターさんの首から上が見えていただけの受付は、レジが置かれた机になっているし、何なら飲み物やホットドッグなどの軽食までも売っている。机の上にはメニュー表が!

・・・一体、ナニガ、ここで。

 

でも、乗車券の販売はこれまで通り実施しておりました。

つまり、これまで制服をかっちり着ていらした受付のお姉さんではなく、エプロンを付けた可愛らしい売り子の女の子が、手元のPCで予約&発券をしてくれるという形に。

いや、たしかに今どき乗車券やその他のチケットは、お手元のスマートフォン、PCなんかで勝手に予約、キャッシュレスで決済も可能なのです。

電車の「みどりの券売機」がそれですから。もう、オンライン予約が当たり前の時代。
いや、だからって、レジの若い女の子が端末から操作するのかぁ・・・

動揺して、行先を告げ間違えました。

 

私は世の中の動きに、ついていけておりません。

もはや、個人が勝手に予約・決済ができるようになった時代、チケット売り場の仕事はなくなったも同然なのか。

あっても、売り子の傍らで兼務できるようなものだったのね・・・
色々とショックを隠せません。

個人がそれぞれ必要なものを勝手に調べて予約して決済までできるように整えられたプラットフォーム。

当然、それを仕事として行う側もその恩恵を受けられ、手続きはより簡単になっていく。

いつのまにか、それをやっていた人がいなくなってるという。
(いや、あそこのオペレーターさんが、売り子さんに転職した可能性も・・!)

 

今後も、その流れは続くでしょう。
ますます、今どき仕事ってのは何なんだろうって考えさせられます。

効率化することで、今必要な仕事というのは変わってくるものですね・・

昔からその流れはあったけど、特に最近、その流れの渦中にいる気がするので。

こんな田舎にもそういう波が・・

7月のとある日の、ちょっとした衝撃でした。