無職の暇つぶし一人旅も、10回を超えて今回11回目。
さすがにネタが尽きてきたのか、今回は観光の王道、京都に行ってまいりました。
京都は、まあいくらでも行先はありますが、あまりお寺に興味が湧かないため、
相変わらず自然の中に行こうと「嵐山」を選びました。
目的は、川下りです。
嵐山には保津川という大きな川があり、そこを船で下るというもの。
「保津川下り」というやつですよ。
この川下り、実は結構な人気スポットのため、土日では満員になることもあると事前情報を得ていたので、そこでかなりのプレッシャー。
もし乗れなかった場合は、嵐山の各スポットでも回ればいいんだけど。
しかし正直、ちゃんと事前準備をしてからでないと不安になる体質の私は、前日から、正直行きたくなくて仕方がなかった。
あまり眠れず、翌朝になっても行きたくないと駄々こねる。
まあ、いつも通り出かける準備をするにつれ、「もう行くしかない」と覚悟が決まる。(旅行に行く人のテンションではない)
さて、まずは京都に向かいます。
やはり、東京行きの新幹線は混んでますね。乗車率、大分戻ったんじゃないの?
京都駅に着いてからは、そこで乗り替え。
目的の「嵯峨嵐山駅」に行くには、亀岡行きの普通列車に乗り込む必要がありますが、
そこでの乗り換え時間は10分を見積もってました。
(絶対に慌てるので、乗り継ぎ電車の時刻まで入念に調べている慎重派)
まあ10分もあればお手洗いに行っても余裕があるだろうと高を括っていたのですが、
新幹線自由席から出口に向かうと、ちょっと遠いのです。
というか京都駅、広すぎる。
ちゃんと、嵯峨嵐山方面の乗り場は掲示板で分かったものの、そこはなんと32・33番乗り場。
一桁ばかりのホームを思いっきり通り過ぎたその先にある模様。
もう、正直小走りしたね。
そりゃ、乗り遅れても次の電車まで30分先とかそういう訳ではないので、別にいいのだけれど、それでもやっぱり時間は詰めたい。
小走りで駆け抜け、ギリギリ3分前に乗り込めました。
はぁ、遠いわ・・
(それ以前に、新幹線に乗るための乗り換え時間は5分でした。こっちは全力疾走したね)
さて、11時50分に電車が嵯峨嵐山駅に到着。
この駅のすぐ隣に、トロッコ列車に乗るための駅があります。
そう、今回はここから保津川下りの乗船場まで、トロッコ列車で行くのです。
実はこのトロッコ列車も人気で、シーズン中だと売り切れが出るのだそう。
特に窓のないリッチ号(号っていう言い方がまぎらわしい)は人気がすごいらしく、それに乗るためには朝早くから並んでないと、乗れないそうです。
というのもこのトロッコ列車、座席が全て決まっています。
つまりは定員に達すると乗れない。
だから、乗る時間と席とをこの受付で済ませてしまわないと、乗る資格がないってこと。
結構大変でしょ。
しかし平日、しかも12時直前だったので、多くのお客さんが受付を済ませて、駅内で改札時間まで待っているのでした。
次なる発射時刻は12時2分。
11時50分過ぎに着いた私は、急いでトロッコ嵯峨駅に向かう。
この駅では、トロッコ列車だけでなく、保津川下りの予約も済ませねばならない。
どちらを先にすればいいのか分からなかったけども、川下りの看板に「トロッコ列車の乗車券が必要です」とあったので、先にトロッコの受付に。
すぐに案内してくれ、現在11時55分なのに、12時2分発の列車の乗車券を購入できた。
往復と片道、両方取れるそうだが、片道を選択。
「帰りはJRですか?」と聞かれたので、「ハイ。」としれっと嘘をつく。
実は、川下り降り場からは嵐山の観光に行こうと思ってたので、電車類に乗る必要は一切ないのです。
観光してから歩いて駅まで向かう予定。
案外、利便がいいのですよ。(事前学習済み)
乗車は、窓ガラスや天井のない人気席(リッチ号という名の車両)ではなく、迷わず窓のある普通車両を選ぶ。
別に意味はないけど、寒そうだったし。
隣では、「リッチ号は人気なのでお席が~」という声が聞こえてきた。
やはり平日でも人気みたいですな。
乗車時間ギリギリだからなのか、対応してくれたおばちゃんは、やけにハキハキと手際がよかった。
無事に列車の乗車券が買えたので、次は隣の川下りを~と思って窓口に行ったら、ああっ、窓口に誰もない!
どうしようかと、先ほどの窓口で「川下りの予約は~」と言えば、さっきのおばちゃんが案内してくれた。
さらに乗車時間が迫っていたため、先ほどよりも手際よく、というよりもむしろマシンガンのようなスピードで説明をしてくれるおばちゃん。
私も「ハイ、ハイ。」と理解できてなくても、とりあえず返事をしておく。
説明によると、トロッコ亀岡駅に着いたら左のスロープで降りて、左方面に行くとバスが停車しているので、そのバスに乗れと。トロッコが到着してから10分で発車するので、遅れないように!
バスで着いたら、建物の2階で予約票を渡して受付してください!とのこと。
ちなみに、バスの運賃は今払ってもらってもいいけど、どうする?と聞かれたので、全力で「今!」と答えてお支払い。
出発まで5分もないのよ。
お互い、切羽詰まっている。もはや戦場である。
手続きを終えたら、急いで改札に向かって列車に乗る!
余裕がなかったので、駅構内も列車先頭の写真も撮れなかった・・・
しかも1号車というお尻側だったので、乗車口も一番遠い。
小走りで乗り込み、席に着いたらすぐに出発しました。
あー、もう。なにこの戦場。。
まだ列車が発車してないのに、この長さ。
すみませんねぇ。今回は説明が多くなってしまった。
でもまあ、人気観光スポットというのは、これくらい余裕がないのだよってことで。
ちゃんと前もって計画の準備をしてから行きましょうねってことで。
特にシーズン中の土日なんかだと、絶対にこんなペースでは予定通り乗れない気がします。
(まあ乗れなくても、近くの観光スポットで次発を待つのも有りですが。ちょうど駅を出たあたりで、案内マップが出てたし)
もし乗られる方は、参考にしてください。
次回、ようやく列車に乗って川を下る!