叔母の近況を聞いた。
歯の根幹治療をしていた叔母。
そして健康診断で、標準体重を初めて超えてしまい、現在減量を意識している叔母である。
現在、踵が痛むらしい。
詳しく聞くと、ある日の朝目覚めて踵を地面に着地させた瞬間、まるでガラスの欠片でも踏んだかのような痛みを右踵に感じたとのこと。
その痛みは1週間以上たった現在も続いているらしく、引きずるようにしか歩けないのだと。
幸い、自転車移動を主にしていることや、事務仕事のため、生活そのものが変わるほどの影響までには至らないが、片側を庇って歩くためか腰にまで影響が及び、今ではどういう訳か右腕までもが麻痺しているのだという。
踵の痛みで思い当たることは2つ。
・痛風
・筋膜の炎症(足底筋膜炎)
叔母の見解だと、足底筋膜炎。
健康診断で、血液などの特に異常がなかったためらしい。
これは私の見解と一致する。
というのも筋膜の炎症の場合、どういうわけか朝一番の着地時に大きな痛みを感じるからだ。
ついでにいうと、この痛みを発症する数日前から、底の悪い安物のブーツを履いていたと叔母が証言したため。
まあ、確実に筋膜が炎症起こしてますな。
なんで私がこんなにも詳しいかというと、私自身、似たような症状を数年前に引き起こしていたからです。
だからこそ、私は信頼のできるインソールと、ストレッチを叔母にアドバイスしておいた。
今はどうかは分からないが、この症状の一番の問題は、根本的な治療ができないこと。
つまりは医者は何の役にも立たない。
手術、電気治療、その他諸々の手段が全て効果がない。
適当に売っているインソールにしても、まるで役に立たないことを私が経験をもって知っている。
今は情報社会。
手元のPCでいくらでも情報が拾えるが、そこで役に立つ情報なんて一摘み。
検索でヒットする情報の多くが、本当に全く無意味なんですよねー
(例えば、踵の骨がとがっているとか、手術をするしかないとか、注射とかね。何でもそうだけど原因をはっきりさせてそこを見ていかないと、結局痛みを抑える注射をしても一時的なだけである)
かくいう私も、この症状を完璧に克服したとは言い難い。
今でも履ける靴の制限があり、その制限を超えたものを履いてしまうと、途端に痛みはぶり返す。
合わない靴なんて、履いた瞬間に分かる才能が備わった。
そこ(足の裏、まさに人間の体の底)を患うと、身体は特に敏感になるというが、全く持ってそのとおり。
世の中には、如何に身体を壊させるような靴であふれていることが、よーく分かります。
叔母は、年齢も考えず年がら年中高いヒールの靴ばっか履いてるから、こういうことになったのだ。
脅すわけじゃないけど、足がダメになったらマジで何もできなくなりますよ。
事故でも病気でも何でもないから、そんなので歩行不行になっても何の保障ももらえないよ。
私も一時は、車いす生活を考えたくらい。
それくらい、全く歩けないだけで人は簡単に絶望に至ります。
恐ろしい症状ですよ、これは。
とにかく、今取れる最善の対策は、
・インソールを買うこと
・足底のストレッチ
インソール代6000円を叔母は渋っていたようだけど、信頼できるインソールなんて、そんなもの。それでマシになるなら、むしろ安いもんですよ。
あとは、やっぱり身体をほぐすことですかね。
足底のストレッチと、あとは下半身全体にも痛みが来ているので、下半身も。
特に症状の出ている右側は絶対。
この痛み、踵ではあるけど案外ふくらはぎというか、そこらへんも関わってると思うので、とにかく下半身の筋膜、筋肉をどうにかしてください。
私は持っている筋膜リリースのローラーを叔母に授けようかと。
本当は、足底限定のボールタイプとか、小さめローラーなんかもいいと思うけど、私が持ってるのは全身用のみだし。それでも、ないよりかはマシ。
とにかく早いうちにやっとかないと、歩き方に癖がついて、それが治らないんです。
私はこの痛みをどうにかするため、外を裸足で歩いたり足湯に時間をかけたりと、とにかく色々試しました。
ちょうど仕事をしてない時期だったので、人生をかける勢いでね。
お金もなかったから、ひたすら自己流で。
とりあえず、やれることはやってもらい、また経過に合わせてまた紹介します。
追記
この記事を書いたその夜、私は患っていた左の踵に右足の親指を思いっきりぶつけて、
右親指の爪をちょっとだけ持ってかれました。
げに恐ろしき、踵の呪い。