時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

ルコックブーツを履いてみた結果

さっそく、クリスマスに買ったブーツを昨日、今日と来て行きました。

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結果、全く問題がなかった。

さすがにこれで1日中歩き回れというのは無理でも、普段の移動程度ならば問題がないと判断。
中敷きを入れ替えるだけで、こんなにもちがうんですねー。
(後日、1日動き回っても、ケア次第で翌日に持ち越さないことが判明)

もちろん、あの中敷きは本来、機能も含めて素晴らしいものです。

ただ、ヒールものを長いこと履いていない自分にとっては、たったそれだけのヒールの傾斜や土踏まずの盛り上がりがとてつもない違和感に感じられただけである。
ルコックのブーツに不満はないです満点です。

 

そして何よりよかったのが、身長がちょっと高くなったこと。
高さ的には、あのヒールは3センチほど。

普段は1.5センチ程度の厚みのあるナイキのシューズを履いていることが多いため、結果的には普段より1.5センチだけ高いことになるけれど、全然違いますね。

たった、たったいつもより1.5センチ違うだけなのに目線が違う。
目線が違うことが分かる!これは背が高いぞ。
職場の洗面所の鏡に映る自分も、いつもよりかっこよく見える。

自転車の横に立ってみても、ああ違う。
押して歩くのが楽。肩を上げなくて済む!

心なしか乗り降りも楽。
いつもの自転車を手懐けた気分だ。足が長いからよ。

おまけに黒のブーツなので、同じく黒の細身なパンツを合わせてみると、いやあ、足が長いわ。スタイルがよく見えます。
下半身が下に伸びると、腰まで細く見える錯覚。自然と目線も上がり、姿勢もスキッと正されます。自分に余裕を感じる。

 

たったこれだけのことで、随分自己評価が違ってきますね。
これは自信しかない。気分がいい。

手っ取り早く自分を変えたい場合、いつもは履かない高さの靴を買って履いてみるのをお勧めします。お手軽に気分が上がり、自信がみなぎります。

ということは、普段ヒールものを履いている人が急にヒールが履けなくなった場合、どれだけ心を折られることやら。一気に自信を奪わるって感じですね。

普段、あれこれ工夫してインチキしている人にとって、そういう誤魔化しができなくなった時は、もう殻を剥かれたエビみたいなもんです。

奪われたも同然。大げさですが、これは体験してみるといいと思いますよ。

それくらい、今回のたった3センチのヒールという冒険は、私に偉大なことを教えてくれた。

といっても、このブーツを履いて、ようやく155センチほどの世界なんですけどね。大したことのない数値です。

しかし世の多くの人間が、家でも常にこの視線から世界を見ていると思うと、なんかズルい。余分に税金払ってほしい気分。

 

学生の頃までは、常に最低5センチ以上のヒールを履いていたので、この視線は見慣れたはずのものなんだけど、そんなことすっかり忘れるくらいには、今の視線が当たり前のようになっていて。

改めて、スタイルがいいって気分がいいなぁと思った。
気分だけでなく、物理的にも有利なことばかりだ。だからその分、税金を払ってほしい気分。

こうやって、時には物理的に色んな目線を体験することでさまざまな発見があるのなら、車いす体験のように、背が低い人体験、背が高すぎる人体験というのもやってみてもおもしろいかと。
思わぬビジネスチャンスが転がってるかもね。

というわけで、ブーツは素晴らしい体験でした。
安いやつを妥協して買わなくてよかった。

しかしだ、昼間これで動いただけで、前腿が筋肉痛に・・・!ヒールって、結構前腿使うんですねぇ。