時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

宅建に合格したい叔母

うちの運のない、つい先日スズメバチに刺された叔母、実は宅地建物取引士の資格取得に向けて勉強している。

仕事で、この資格を取るように言われているらしい。

確かに、住宅系の仕事をしているしね。ついでに、弟もこの資格を持っている。彼も住宅系のお仕事。新卒採用ののち、恐らく2年くらいで取得にありつけた。

で、叔母も会社からの命令で、ただいまテキストを勉強中。
といっても、過去問を解いて解説を読むだけだから、そもそも基本が分かっていないらしいが。

私がここ間近で取得した資格は、ITパスポートと、情報セキュリティマネジメントの2つのみ。

ITパスポートといえば、大学生が就職のためにとりあえず取ってみるか、みたいなノリで取れる資格だが、私はギリ20代でとって来た。

試験は、指定の会場のPCルームみたいなところで、そこのデスクトップPCに向き合ってポチポチと正解の番号をクリックしていくというやつ。
試験問題はおそらくだが、サーバー上にいくつも用意されていて、そこから問題がいくつか出題されるシステムだと思われる。ある意味、気軽に受けられる試験だ。

会場は、ほぼというより9割男子。そう男子。みんな高校生、大学生くらいの男の子しかいなかった。みんな20歳前後だろうなーと思いながら、一人30手前の女が受けに行った。明らかに浮いていた。

それくらい、勉強すれば10代の子でも受かる簡単なテストだ。

内容は、マネジメント系、企業や経営系、情報基礎・コンピュータ系の3つの分野に分かれている。

詳しい点数等は覚えていないが、マネジメント系で点が取れず、情報系のテクノロジ分野で点数を稼いだ気がする。まあ、元々苦手なPC系の基礎の勉強として本を読んでノートにまとめる日々があり、ならついでにその成果を資格という形にしてみようと始めた試験だったため、どうしてもマネジメントやストラテジ系が弱点だったのだ。

まあ、それでも合格できたのでよかったヨカッタ。

情報セキュリティマネジメントは、その3ヵ月後にとった資格。

これはほぼコンピュータ、テクノロジ系に特化した試験で、情報のセキュリティがメイン。もち、オマケ程度にマネジメント分野もあるが。

この用語は何ですか?という用語問題と、文章問題。

文章問題は簡単に言えば、こういうインシデント事例があって、その時の会話の穴埋めで知識を問われたり、どこがいけなかったのか、どう対処すべきだったのか、みたいな問題の選択肢があって、それを答えるみたいな。

一言で言えば、情報やサイバー攻撃の手口の知識を基本として展開される高度国語の試験。
もうね、配られるテスト用紙の情報量が多すぎる。文章だらけ。(この試験は筆記)

これをいかに高速で要点を拾い、さらには答えが文章中にあったりするから、それを高速で見つけると言う、もはや情報の知識を問うというよりも、情報を素早く読み解く試験って感じだ。

確かに情報のインシデントはスピード勝負なところもあるが、読み解く試験にそれが必要かと言えば疑問である。

私が受けた時の試験はかなり受験者に不評、というか不満続出。

勉強のための掲示板では、この時の午後問題が荒れに荒れ、普段はそんなにコメントつかない掲示板に、500近くもの投稿者が集まってしまった。桁が2つちがう。

「時間が全然足りない」
「これでは知識を問うための試験でなく、速読の試験だ」
「これはセキュリティ試験じゃない、日本語の試験だぜ」
「受験料の搾取」etc・・・

まあひどいもんです。

でも、受けた人には分かる。これはひどいもんでした。もう、今まで生きてきた中で、一番時間と戦い、一番早く問題を読んだ試験だった。。

最初から最後まで見直す余裕もないテストは、初めての経験。

ある意味、解けそうにない問題を捨てて、取れそうな問題だけに時間をかけるという、そんな一瞬の判断力が試された。うん、確かに、そういうスピード感や判断力も実社会では必要だけどね、実際にはね。でも試験にそれが必要かと・・・(以下省略)。

不満のとおり、この時の出来は全体的によろしくなく、普段は合格ラインが60点なのに、この時は46点。

ひどくない?
一体どういう基準で問題を作っているのか。試験を作る側としても、これは反省すべきところですよ。

本来なら、どれくらいの受験者が合格できるか、どれくらいの点数を取れるかをある程度想定して問題を作るもの。

それが、ここまで合格点を下げなければならないほどのテストなんて、作った人は首切りもんです。
まあ、実務的な対応をペーパーテストで問うこと自体が間違っているとも思うけど。かといって自由記述にさせれば、採点に膨大な時間と人件費がかかるから、仕方がないけれども。

ちなみに自慢になるけど自分は63点で、そもそも合格してました。

そう考えてみると、引き下げの手心を「余計なことを・・・」とも思ってしまうけどね。

でもこれすら、結果見るまで全く分からなかったため、ああもう、不安だった日々と心臓を返せって感じですよもう。。

今はどうなってるのか知らないけれど、まあ最後までハラハラさせられた試験でした。
多分、荒れに荒れたのはこの時の試験だけだと思うけど。ちなみに2019年の秋試験でした。ちなみに過去問はここです→

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:問題冊子・配点割合・解答例・採点講評(2019、平成31年、令和元年)

 

で、話をもとに戻そう。

今、私の手元に宅建のテキストがあります。

宅建テキスト

過去のテキストと、寄越された3冊のテキスト

叔母が「読解力がある人がこれを読んだら、どういう解釈をするのか知りたい」と、私に寄越したためです。

確かに?セマネは読解力が問われる試験でしたとも。

とりあえず、ちょっと読み進めてみて、できれば叔母に簡単に説明してあげられるくらいにまで、なろうと思います。