時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

つば九郎の動画を見て思ったこと

最近、球団マスコットのつば九郎がお気に入りだ。

先日、優勝した東京ヤクルトスワローズのマスコットで、なんかガタイのいい燕である。

うちは父親が昔からの熱心なヤクルトファンで、オリックスとの優勝争いでは、常にハラハラしていた模様。ちなみに母は旧・近鉄バファローズ、弟はソフトバンクホークスのファンである。

私はスポーツ観戦なんて心臓に悪いことは苦手なため、贔屓のチームは持ったことはないし、今回の優勝争いもリアルで見ていたわけではない。

しかし優勝を期に、私もプロ野球のおもしろ動画に凝っている。特につば九郎はお気に入りだ。

そんなつば九郎、FA宣言を行ったことで今密かな話題になっている。あんな企業やこんな政治家が、「是非ともうちに!」と競い合っているらしい。

さて、そんなつば九郎のイベントの動画閲覧が最近の趣味なのだが、つば九郎のイベントはいつも満員御礼。広報活動にせっせと明け暮れている働き者である。イベントでは観客が質問し、それに対してスケッチブックにて解答するというQ&A方式が採用されている。

そうです、つば九郎は喋らない(マスコットは基本喋らないが)けれど、日本語を理解できるので、スケッチブックに文字を書いてコミュニケーションを図れるのです。しかも漫画でも主役を張るし、ブログも書くはドラマにも出ている、果てはディナーショーまでするのです。すごい燕だ。

まあ、つば九郎の魅力はおいといて。

ネットではイベント動画なんかもアップされてあって。そんなイベントを見ていると、日本人もなかなか、捨てたものではないと感嘆。
ああいう質疑応答的な催しって、司会者が「質問ありますか?」と言っても基本だんまりで、なんとも言えない空気が流れるじゃん。大学の講義にしろ、講演会にしろ。

なのに、こういうイベントでは積極的に手が上がるのだ。

男女関係なく、いい大人が手を上げて質問をする。もちろん、難しいことを発言する必要などなく、ただ質問したいこと、相談事だから気が楽というのもあるだろう。
事実、その質問内容も「どうしたら旦那がヤクルトファンになってくれますか?」「球場でお勧めの食べ物は?」「お勧めの家電は?」なんてものだから、みんな大したもんである。

しかし周りに大勢の人間がいる中で、マイクで質問するなんて、なんか日本人っぽくなくて、すごくいい。
「好き」は人を動かすんだなぁと、妙に納得させられる。

そしてもう一つ興味深いことに、質問しているのはメインは女性。30~40くらいだと思われる。
(これは、マスコット好きに女性が多いことと、つば九郎自身も女性好きなため、男性にマイクが回ってこないのもある)

その質問される女性の声が、まあみんな似かよっている。

男性の声は、普段意識することがないため、あまり特徴を聞き分ける耳を持っていないが、女性の声は聞き慣れているのもあって、わりと特徴を掴める故、聞き分けることが容易い。

それなのに、すごく似ている気がする。
もちろん、かわいらしい声もあるが、そうした人の発言が目立つくらい、なんとなく皆声が似通っている。落ち着いているけど、なんかせっかちなしゃべり声みたいな。

世の中には、かわいいアイドル声かハスキーか、その似ている声かのどれかしかないのでは?と思えるほど、あの手の動画で聞こえる女性の声ってパターンがあるなと思うのである。
喋り方なのだろうか、それとも年齢?マイクとの相性?そもそも同一人物なのか?

楽しい質問イベントなんだけど、そこがすごく気になった。まあ、実際声のパターンって少ないらしいけどね。

ちなみに素敵だと思うヤクルト選手の声は、青木さんと塩見さんです。

なんにしても、つば九郎はかわいい。「野球は興味ないけど、つば九郎は好き」という声もなんか分かる気がすると、好きになってから分かった。