時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

雨後のタケノコ「チョコザップ」

そう、まるで雨後のタケノコのごとく、突如湧いてきて増殖中の「チョコザップ」。
気付けば私の生活圏内にて、爆発的に増えている。

どうにか歩いて行ける範囲内に4つはある。
そして最寄り駅付近には、これまた別の大きなジムが現在建設中である。

チョコザップは、まさにコンビニジムと言われるだけあって、見事コンビニの跡地にできた。
地方ではコンビニよりも歯科医院の方が多いと聞くが、これからは「コンビニジム」がその代わりを制すだろう。

閉店したお店が、全てある日突然チョコザップに変わってても、もう驚きもしまい。

 

私がチョコザップなるコンビニジムを知ったのは、半年前、会社の30代後半の男性が会員になったという話を聞いたから。

彼はランナーで、東京マラソンをサブ3(約40キロを3時間で走るランナー)で駆け抜けた男だ。
月3000円、走れない季節に身体をちょっと鍛えるのに便利だと。

成程、だがいくら家から歩いて5分の所にジムができているとしても、私が行くことはないだろう。

そもそも筋トレが好きではないし、変わり映えのない室内で運動することに面白みを感じない。
そもそも家でストレッチをすることすら苦手なのだ。
止まったままの体勢で何かを頑張るのが性に合わない。

やっぱり運動するなら、キャッチボールなどの遊びや山登り、ウォーキングなど分かりやすいものがいい。
何より「チョコザップ」という名前が嫌い。

ChocoZAP

せっかく運動するなら、この青空の下でやりたい

そんな折、突然、都会に住んでいる30代半ばの友人が「チョコザップに通い出した」と告白してきた。

どうやらこれまでジムに興味はあったが、家が山の方なので職場(都会)近くのジムに行ってから帰宅すると、随分と遅い時間になるのがネックだったそう。着替えや何やで手間取るのも面倒。

そりゃそうだ、会社から家まで1時間半以上かかるのだから。

それが、家の近所にちょうどよくチョコザップができたらしく、これなら仕事帰りや土日にも通える!と嬉々として通っているらしい。

実際、どうなのか?と聞いてみたら。

本当に手軽に通えると好評だった。

お客層も、ほとんどがおじさんオバサンらしく。
空き具合もアプリから確認できるし、わりと清潔感も保たれている。

普段着のまま着替えることなくできるし、汗をかいても、そのまま家に直行できるから楽。

なるほど都会に住まれている方は、ちゃんとした格好・化粧でないと電車に乗れないものな。。

私なんて、たまに行く水泳帰りには化粧はもちろんしてないし、濡れたタオルを首にかけたまま靴下も履かずに電車に乗るというのに。
意識の違いを思い知らされたわ。

これが、地方格差。

 

友人はそうやって一夏頑張ったことで、以前よりも筋肉が付いて身体が軽くなった気がすると言っていた。

そう、結局身体を支えるのは筋肉なので、たとえ体重そのものに変化がなくとも、筋肉(特に下半身)が付くことで身体を簡単に軽く動かすことができるようになる。

今まで1人で支えていた身体を、1.5人で支えるようになれば、体感として軽さを感じよう。
逆に下半身の筋肉が低ければ、いくら体重が軽くても重いもんなのであるなぁ。

とりあえず、お互い自分にあったやり方で、怪我に負けない身体作りをやろうと誓い合うのであった。
(ああ、健康を意識し出す30代・・・)