時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

振り返ればこんな年(2022)

今年も、毎年のように振り返ることにするよ。

今年はですね。
激動の1年でした。

私自身が例えば、最後に「さあ、これから死ぬぞ」ってなってお迎えが来た時、自らの人生を振り返るわけでしょ。

そうなった時、自分の人生のターニングポイントが何だろうってなって間違いなく選ばれるのは、20代半ばの1度目の無職と、今年あった2度目の無職だと思います。
(ある意味、私は無職になって初めて扉を開けるという経験をしている気がする)

3月末で退職して、そこからは何もない人間になったけど、時間があるからと遠隔で講座みたいなものを受けてみたんですよね。

そこで今仕事やってないと言ったら、「旅とかどうですか?」と言われて。

その時はピンと来てなかったけど、時間もできて、じゃあ今までやれてないことって何だろうと問いかけた時、「広島の原爆ドームに行きたい」という野望があったのです。
人を誘いにくい場所だからね。

行くと決めて、アクセス方法だとか時間とか、計画とかを30超えて初めて一人で立ててみて。

行けた広島に、ちょっとした高揚感もありつつ。

当日は資料館をめぐっている時から頭痛がして体調が最悪だったけど、翌日ぐっすり眠って、ブログ記事で広島記を書いたことで、自分の体験を綴る喜びを覚えました。

そこから「ここも行ってみたい、行ってみよう」と無理やり計画し、お金の事なんて丸無視して遠出を重ね、翌日には漫画喫茶で記事を熱量だけで書き上げ、時にカラオケで一人遊び。

元々家に籠るつもりなんて一切なかったから、とにかく毎日何かしらお金を使っては豪遊してました。

チケットの数々

一部ですけど

人生でこんなにもお金を使い、お金の良さを感じたことなんてない。

その間、バイトやってみて大反省で自分の選択を人生で一番後悔し。
好きなもののために東京まで行って、一人でプールに行き、映画にも行って。

とにかく行動した5ヵ月間でした。

今まで臆病で自分には無理と言い聞かせて来た自分が、人生で最も行動し、知らない場所へ赴いた。

お金が勿体ないからと、外で空腹になっても食事をとらず、喉が渇いてもジュース一つ買ってやれない。

そんな自分が、自分のために交通費をかけて、知らない場所へ行って。
・・・正直、こんなにも変化を起こすことになろうとは、思いもしませんでした。

 

秋からは再びお金を稼ぐ毎日。
大きな変化はなく、毎日、決まったルーティンばかり。

こうなると、如何に平凡で決まりきった日常というのは安定していて、変化がない楽さ。

何も考えなくても、身体が勝手に支度をして職場へと向かうのだから。

仕事をしてない時の、自由だけど、自由であるが故の不安さ。
何をしてもいい、どこへ行ってもいい。

これは、思っていた以上にストレスでもありました。

でもストレスがあるからこそ、そこには今まで見られなかった可能性なんかも、あったりする。

今年は、それを体感できたことが本当にいい経験になりました。

今まで、人生をなんとなく「そんなもんだ」と斜に構えるみたいに吐き捨ててた自分が、「ああ、人生って楽しもうとするから、楽しめるんだね」とまで思えるようになった。

この上ないほどの、成長だと思います。

ああ、仕事を辞めて結果的によかった。

しばらく仕事をしないで結果的によかった。