時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

色違いの運命

今日は、6年ほど前に購入した白いパンツをはいている。

ポリウレタンが混入しているため、ストレッチが効いており、フィットした感じが気に入っている。

おまけに白ですので、暗いコートの下に着こむと地味にならない個性を持っている。

実はこのパンツは、色違いで紺色も購入していた。

同じ所で買った、同じサイズのもの。
ただし、先に白を購入した後に買ったため、少しだけ購入の時期が異なる。

そのためかは分からないが、白の方よりも紺の方が、なんとなくタイトな作りだった。

それは年齢を重ねるごとに、そのタイトさが窮屈に感じられるようになり、使い勝手はいいものの、膝をしばらく曲げていると痛みが出てくる。

おまけにポリウレタン配合のため、購入後4年ばかりで劣化が見られ始めた。

細い糸がプツプツと出てきたのである。こうした状態により、紺色の方は2年前に処分している。

しかし一方の白は、未だに健在。
むしろ伸びて緩くさえなっているため、時々ウエストを上げ直す必要さえある。

同じ種類のものを色違いで買ったのに、この最期の違い。

 

思えば、色違いで買ったものの運命は、大抵コレである。
大事にしていても同じ時期に処分するということは、なかなかありえない。

気に入った形や丈、サイズを見つけるのが困難なため、合うものがあると大抵は2色まとめて購入することが多い。
1色はわりとベーシックな色合いで、もう1色は明るめなものを選ぶ。

しばらくは同じくらいの使用頻度であるものの、合わせるもの自体が劣化で処分になると、それに合わせていた方は自然と着用頻度が減っていく。

あるいは改めて、この色はあまり合わないなどと分かってくるものだから、それは仕方がない。
これくらいのリスクは負うものだ。

 

そんな中、同時購入したフーディ(フードの付いてるトレーナーをそう呼ぶらしい)が、実はどちらもいい感じに出番があるという局面を迎えているレアなケースがある。

1年前に購入した白と水色のフーディ。白はそれなりに出番がありそうな感じだが、水色がどうだろう。

フードで、おまけに少し大き目な印象(脇らへんが布余り)のため、かなりカジュアルになる。

f:id:kusskuss:20211226220722j:plain

2色買いのパーカーもといフーディ

秋~春まで対応可能。

件の白パンツとの相性がすばらしいが、後は黒くらいしか合う気がせず、はっきり言って水色を持てあましていたのだが。

11月に中古で買った、茶色のロングタイトスカート(裏地ヒョウ柄)に、思いのほか合うのである。

フーディがカジュアルな分、コンサバティブなスカートに、ほどよくマッチする。
結果、上品すぎない仕上がりになる。まだ30代なため、マダムになってはいけないのだ。

色合いも、淡いカラーが雰囲気を表現。
このスカートに、一番合う組み合わせではないのかと思っている。

この手のカラーものは、合う相棒が見つかると、おのずとその組み合わせに落ち着くため安定した地位を手に入れられる。

もちろん、だからこそその相棒がいなくなれば、おのずと立ち位置が不安になり、出番がなくなるのも、また運命だ。

ま、買い物なんてそんな賭けばっかりよ。

だけれど、素晴らしい組み合わせの時って自分が幸せだから、そんな感じでいいのだ。後先なんて考えず、ピンクも買っておけばよかったと今更後悔。

こういう時、その服を買った時期と、良さが分かるまでに時間差があると厳しい。

買い物とは、予測力が成功のカギとなるらしいが、さすがに同じ形を3枚買おうとは思えなかった。