プレクリスマスな今日、自分にプレゼントを買ってきた。
仕事帰りにお店に寄って買ってあげたのは靴です。
結構昔からあるスポーツブランドで、鶏のマークが特徴。
スポーツ店に行けば、大抵どこも取り扱っているメーカーなんだけど。メインはウェアかな、なかなかかわいい。
冬の季節になると、スノーブーツのようなスポーツテイストなブーツも出すのです。
それ自体は靴屋でもよく見かけるけれども、あまりにもスポーツ感が強すぎて、ちょっと敬遠してた。いかにも雪の日仕様って感じで。
しかし今回、服屋(studio CLIP)で、このルコックのブーツを見つけてしまった。
これは、これまで見てきたルコックのブーツの中では最もカジュアル感が薄く、スカートにも合う。素材もフェイクスエードと王道。
なにより細身なシルエットがよろしい。シュッとしてます。
買ったのは、「アンジェ」って種類らしい。
この手のブーツって最近はよく見かけるものの、どれも長靴の延長線みたいで、どうしても魚屋さん感が抜けないのだ。
歩きやすそうでも、全体的に靴が太って見えて。そんな靴を履いた私も、足元が太って見えて。
かといって、普通のブーツはもう何年も履いていない。
正確には履けない。
6、7年前に足裏を痛めてから、ヒール、パンプスはおろかブーツ、サンダルすら履けなくなってしまった(20代半ばでした)。
唯一履けるのが、スニーカーとスニーカーサンダル。
このスニーカーも、長く歩く場合はナイキのジョギングシューズのみと、随分選択の幅が狭いのが悩みどころ。
(ナイキ以外のジョギングシューズが、普段使いできない色ってのもある)
あとは、ペタペタと裸足感覚な底のうっすい靴くらい。
これはあくまでまともな恰好の時のみで、この靴では長く歩くことは不可能。
まあ、話せば長くなるため割愛するが、合わない靴を履いていると足のどこかしらが痛くなりましてね。
基本は土踏まず。この土踏まずが引っ張るため、時に踵に痛みが来たり、時に踝に痛みが来たり。
筋膜の炎症から始まった痛みだとは思うが、正直言って、はっきりとは分からない。
20代半ばで痛みが発症してから歩行不能になり、インソールと独自のリハビリで歩行はもとより、旅行もランニングも可能なまでになった。
何キロも歩くし、休日は軽いジョギングをするが、それでもヒールもパンプスもサンダルも満足に履けやしない。
特にブーツは、履いた瞬間に「このブーツは大丈夫かどうか」判断が突くという才能が身に着いた。
多くのブーツは、底が硬すぎるからよ。
20代までの私は、この手のブーツを普通に履いていたが、よくこんなものを履いて旅行に行けたと思う。今ではその手のブーツを履いて立っているだけでも無理。
こういった事情から、長らくブーツは履けないでいたけれど、ならば底がゴムになったものならどうだろう?と思い至ったのが、件のブーツなのである。
先にも書いたが、この手のブーツは確かに履けそうだが見た目が悪い。そんな折に、今回のルコックのものを見つけて1万近くするのに飛びついたわけだ。
とはいえ、このルコックさえも万能ではない。
履いた瞬間、やはりよろしくない感じがしたからだ。
土踏まずに硬さを感じるのです。多少傾斜があるデザインなので、どうしても土踏まずに負担がかかってしまう。ここって、結構筋肉が固くなりやすいのよ。
それでも諦めきれずに購入に踏み切って、「さあて、どうしたものか」と頭をひねったところ、とあるアイディアが降りてきた。
中敷きである。
もともと、中敷きが入ってあるのは知っていたが、これを別のものに変えてみてはどうだろう。
この中敷き、見て分かる通り、土踏まずのところが盛り上がっているのです。
しかも、押すと硬さがある。確かに中敷き、インソールは柔らかいものよりは硬いものがいいのだけれど、硬すぎてもいけない。
昔、スポーツ店に5000円ほどで売っている、踵部分がプラスチックでできているものを買ったら、涙を見たね。
歩くためにインソールを本気で考えているなら、フォームソティックスを断然お勧めします。歩行不能から走れるまでになったよ。
で、ルコックの元々の中敷きを外し、長らく履いているナイキのシューズの中敷きを代わりに入れてみたら、狙い通り。
一気に足が楽になりました。
もちろん、これで長距離を歩けるかは、また検証しなければならないけど、普段履く程度なら十分。あんなに違和感があった土踏まずも「いつもの靴だわ」と安心しています。
(このブーツ最大の特徴である消臭機能と蓄熱素材を兼ね備えた中敷きを、こうも簡単に手放してしまってますが)
スポーツメーカーなので、耐性もあるでしょうしデザインも細身で良し、心配だった足との相性も解決されたので、さっそく気温の下がる月曜日に、履いて仕事に向かいます。
その後日談はこちら↓