時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

衝撃は広範囲に及ぶ

実は週末の帰り道、自転車を気持ちよくゆっくり漕いでいたら、ガードレール的な何かに激突した。

別に小さな破損もなく、そのまま止まることなく進むことはできたが、膝をペダルにぶつけてしまった。

あと、左のお尻のところも、ちょっとした衝撃を受けた。右手の指も、ちょっと震えた。

他は特に何もなく、ただびっくりしただけ。

で、翌日、膝には小さな痣ができた。


そしてなぜか、両方の二の腕が、まるで前日に重たい荷物でも運んだかのような筋肉の痛みがある。特に外側の二の腕の筋肉が震え、鎖骨の下らへんにある筋肉も同等の痛みがある。

一体なぜ。

 

その日の夜は、いつもどおりのストレッチをやっただけなのに。

もっとも、そういうことがあったから状態の筋肉だったから、いつもどおりのストレッチでさえも、かなり負荷がかかってしまったのかもしれない。

しかし、こういう仮説もありうる。

これはね、衝撃を逃がしたってことなのではないか、というもの。


痛みがあった下半身(片方だけ)とは全く関係のない上半身に衝撃を移動させたってこと。

痛みがあった部分は、あくまで直接衝撃を受けただけで、でもその余波は全身に及んでいると仮定した場合、本来全身でぶつかった衝撃を受け取っていることになるから、普通なら全身に痛みが及んでもおかしくない。

 

しかし、直接ぶつかった部分の痛みが目立つから、それ以外の部分は一時的に感じることがなかった。大きいものが前面に出ていると、小さいものは目立たないのだ。

あるいは、生き物の身体は致命的なダメージを避け、とにかくその場から逃げられるように、ある程度落ち着いてから痛みを感じるようにできている。

 

まあ全て妄想で、その理屈も根拠も分からないけれど、その時に痛みを感じなかった場所が、後々になって影響出てくるってことがありえないことではないかもしれない、という話なのだ。

今回は自転車で、しかもちょっとした障害物にぶつかっただけなので、そんなに大きな問題は恐らくないだろうと思われるけど、これがもっとスピードの出ていた場合や、自動車での事故だった場合、その時は痛みは軽くても、その後に関係ない部分に不具合が出る可能性もあるから、気を付けてね。

 

まあ、全て妄想なんだけど。

しかし、まったくの妄想とも言えない。

というのも、中学生の時、倒立の練習中、両腕で体重を支え切れずに勢い余って頭から落ちて、ちょっとした騒動になったのに、当人である私は全く痛みを感じなかった経験があるからだ。

少なくとも、落ちた衝撃は身体のどこかにあったはずなのに、痛みがどこにもない。

その後、どこかに影響が出たかは、ちょっと記憶にはないけれど。

 

まあ、そういうこともあるから、身体の痛みというシグナルなんて、気まぐれなものかもしれないし、意図的にコントロールできるものかもしれない。

でも確実に衝撃を身体は受け取っている。それを自覚できるかは、別問題なのである。