時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

1ミリだけの前進

今日は朝から雨。

雨の日は、基本、歩き。

小さめのポシェットに必要最低限のものだけ入れて、携帯電話は上着のポケットに直入れ。折り畳み傘を差して、場合によってはレインコートも着用して、そそくさと歩く。

 

いつもはそのまま昼食用のご飯を道の途中で買い込んでから向かうのだが、雨だと少しの寄り道もせずに、まっすぐに着きたい。

だから、何も用意せずに職場へ行き、そのまま昼休みを迎えた。

今日は珍しく、近くの食堂にて一人ご飯。


たまには、こういうまともな食事もいいものだ。

昔から、好きな食べ物を続けて食べても苦にならない性質のせいか、3日続けてパン食の昼食だったり、1週間全てコンビニ飯(しかも同じ味のおにぎり)なんてことも珍しくない。

食生活に自信がなく、このままではマズイなと分かっていても、改善する気持ちまではいかなかった。

だって、パンもコンビニ飯も、美味しいのだ。

 

美味しいものを美味しく幸せに食べているのだから、これが身体に悪いわけがない、というのが持論。

むしろ、美味しいと感じないものを、無理して、口に入れた瞬間に拒絶反応が出るようなものを身体に入れることの方が、身体に毒だとも。こんなに拒絶するくらい食べたくないものが、絶対に身体にいい訳がない。

 

でも、そんな持論を持ちつつも、やはりどこか、もうちょっと考えた方がいいのよな、と頭で分かっていたからこそ、自信がなかったのだ。

 

そんな風に思っていた自分。

今日は、いつもどおりの昼食ではなく、少し頑張って食べに行った。

そりゃ、心の底から美味しい!と唸る食事ではなかったものの、それでも、まあまあ食べられる。お財布にもやさしい。


何より、まともな食事をしたことへの安心感。

栄養バランスが完璧、とまではいかない。全然遠い。そこを目指せるのは、きっと60過ぎてからのような気がする。粗食の道は遠い。

 

それでも、1ヶ月に1度、あるいは通勤時に雨で午後に晴れた日くらいは、こうしてまともな食事をしに行ってみるのもいいかもしれない。

本当、目が覚めるのが遅いくらいだ。こんなの、今までの生活から1ミリ程度の、わずかばかりの些細な変化でしかない。

それでも、変化は変化なのだ。

芽生えたものが1ミリだろうが10センチだろうが、ちょっとした何かきっかけが起こって、それが心境に無意識下に影響を与え、さらにようやく、私という頑固で臆病な自分の身体を動かすに至ったのだ。


健康な生活はまだまだ先の未来だが、今は、それでいいと思っている。

いいことにしよう。

 

 

ちなみに今日食べたメニューの中に、懐かしの大学芋があった。

口に入れた瞬間、めちゃくちゃ冷たくて、シャーベットかと思った。

心なしかシャリッとした感触があったような気がする。。。