元々カレーが好きではなく。
子どもってカレーが好きだけど、昔から理解できなかったくらい。
ハヤシライスかオムライスの方が好きだった。
たまたま東京で「名探偵コナンカレー」を友人に土産として買ってって以来、行く先々で友人への土産は全てレトルトカレーになった。
そうして行く先々でカレーを買い求めることで、私の中のカレーサーチ能力がアップしたのか、いつの間にかカレーが気になるようになった。
そして一人広島に行った際には、限定の海軍カレーを食べ、翌日にはまたカレーを食べるという連日のカレー祭りが行われた。
大阪に行った際も、スープストックでスープではなくカレーを頼み。
友人と会った時でも、美味しいカレーの店をリクエストしたりした。
そしてとうとう、一人でネパール人の経営するインド料理店にまで足を運んだ。
元々気になってた店で、でも入りにくいじゃない。
道でしょっちゅうネパール人のおじさんがカタコトでチラシを配ってて、気にはなるんだけど、なかなかハードルが高い。
だけども、その前に友人おすすめのナンカレー屋に一緒に行って、初めてナンカレーを体験して。
あまりにもナンが好みだったから、これは是非とも、チラシのカレー屋さんに行くしかあるまいと。
で、周りに宣言して仕事帰りにナンカレー屋に行ってみた。
その名も「ナンカレーチャレンジ」。
ドキドキしたのは最初、ドアを開ける前までよ。
取っ手を掴んだら、後はもう身体を滑り込ませるだけ。
喋れるネパール人の店員さん、「お好きな席にドウゾ」。
お客が一人もいない中、オロオロと席を決め、頼んだメニューはバターチキン。
出てきたナンの、これまたデカいこと。
初回に友人と行ったナンカレー屋でも度肝を抜かれたけど、ここのナンもデカい。
いや、バスケットに入ってる分、デカさを感じる。
カレーの量も多い。
なんというか、仏壇のリンの何倍にもデカい食器に入ったバターチキンカレーが。
味が変わらないナンとカレーは、なかなか辛いですね。
最後の方は、ちょっと飲み込むのに苦労した。
途中のサラダが爽やかで助かる。
初めての一人ナンカレー。
なかなか満足でした。
調子に乗った私は、さらに別のナンカレー屋まで行ってみた。
18時、こっちもお客はまだおらず。
今回は前回とは別の感じで「ほうれん草カレー」を注文。
こっちはセットメニューを頼んだので、ドリンクも付いてきたよ。初のラッシー。
ラッシーは、なんか甘い飲み物だった。
ヨーグルトというよりは、カルピスジュースに近かった。
で、食べたほうれん草カレーの中辛だけど、かなり美味しかった。
バターチキンは辛い中に変な甘みがあったんだけど、ホウレンソウは素直な辛さ。
こっちの方が好みでした。
何も少しだけ小さかったのか、辛さがちょうどよかったのか、ラッシーのおかげなのか。
飲み込むのに苦労することもなく、美味しく最後まで食べられました。
どちらもネパール人経営の店だったけど、なぜか両方共、途中で謎のネパール人と思しき男性がやってきては、店長とお喋りをしていた。
この日は料理を食べることもなく、私が席を立ったら帰ってったので、客ではなかったんでしょうけど。
こういうお店では、よくある光景なんでしょうかね。
この日、私が唯一聞き取れたネパール人同士の会話は、「ラッシー」でした。