時にひきこもる思考

一言で言えば、ただのエッセイ

なんもしないこと

職場の50代のおじさん社員が精神的な病になって、1カ月半ほどが経過した。

当初は1カ月の休養と聞いてたけれど、やっぱりまだまだということで延長戦に。

今日、課長が暇してたから、「どんな具合なんですか?」と聞いてみたら。
以前よりは元気になってきているとのこと。

まあ、何をもって元気と言っているのかは分からないけれど。

精神的病。

おそらく、ものすごく責任感が強くて、毎日遅くまで残って業務をやり通していたくらいだから。
鬱病か何かだとは思う。

精神的な病といっても、いろいろですよね。
落ち込んだり、電車なんかで発作が起きたり。
行こうと思っても、身体が動かなかったり。

それらは症状なんだと思うけど。
うちの課長は、勉強したんだろうね。

「いろんなことが、やらないとダメなことに感じられてしまう」という症状があるんだと。

他の人が気を使って、
「こういうことをやってみたら?」とか。
「ここに行ってみない?」とか。

そういうその人を思っての提案であっても、当人には「やらなければならない」ことと認識してしまって。

やらなきゃと自分を追い込み、また、できない自分を追い詰めてしまったりと。

そういう状況になっているのだという。

もうね、脳がそう直結してしまうんだろうね。
だから脳の病気と言われても、確かにそうかもなーと思ってしまう。

だからこそ、「何もしない」ことが一番重要なのだと課長は言った。

何もしないで、ある時ふと何かしたいなと思う時が来るのを待つしかないのだと。
そして、そうなったらできる範囲で始めてみる。

それくらい、ゆっくりしたスピードが今は大事なんだって。

うん、医者ではなく、課長がそう言ってた。
(おそらく、上司としての対応マニュアルみたいなのがあるのかもしれない)

ここらへんが、鬱病(と決まったわけではないけれど)の難しいところだね。

ちょっと元気がない、ふさぎ込んでるくらいなら、むしろ連れ出してくれたり、環境を変えたりすることで楽になることもある。

だけど、そういうベクトルじゃないんだろうな。

空

なんもしないことを、やる

なんかね、まるでね。
自分の「本当にしたいこと」が内側から出てきてくれることを待ってるみたいだね。

身体がね。
それを求めてるような気がする。

それくらい、終わりの見えない仕事に忙殺されて、ギリギリの中を生きてて。
食事さえもまともとれない。
最初に来られた時より、あきらかに痩せてたんだよ今思えば。

そんな一歩間違えれば死んでしまうような状況から、自分を守ろうと本能的に。

一旦止めてしまって、空っぽにしてもう一度、自分からやりたいことが見つかるまで自分を待つ。

なんか、、、
すごく健気に思えてくる。身体が。

そうやって、自分を確かに生きるために。
ある意味、自己防衛システムなのかもしれないね。

それくらいには追い詰められてたし、追い詰めるようなことをしてたんだよと。本人がさ。
大事にしてほしいよ。

みんな頑張りすぎちゃうんだから。私もだけど。

他の派遣の方も言ってたよ、すごく優しい方だって。
そのやさしさを、今度はちゃんと自分に向けてよね!

 

前に美容院にて、話の成り行きでちょっとだけライトに「職場の方が鬱病になってしまって、、」と話したら。

「俺だって鬱になりますよ。なんせ、店の隣の主人から嫌がらせ受けてるんやから」

ええ、隣の店のオッサンから嫌がらせ&脅迫を2年間受けてて、バチバチなのは知ってますとも。

でも、アンタはやり返すじゃないですか。
文句だって言うし。

それができるアンタは絶対に大丈夫だろうよと、心の中で思った。