時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

行列のできる喫茶店

近所ってわけではないけど、親戚の住んでる近くに、いつも行列のできる喫茶店があるのだという。

行列っていうか、一応は名前を書くシステムなんだけど、そんなのご飯時のレストランでしか見ない光景。

「そのお店は何を出すの?」
と聞いたら、ご飯プレートもあるけど、お客の目当てはほぼデザートらしい。

ケーキとか、そんなやつだ。
つまり、ケーキを売ってるお店で名前を書くシステム!
しかも都会じゃなくて、普通の地方の住宅街に!

地元では、そういう人気店がたまにある。
駅からも遠い、専用の駐車場もない。
でも、結構遠くから食べにくるお客もちらほら。

なんというか、常連客が多いのだそうな。
そして経営も2人か3人くらいでやってるから、作れる量に限りがある。
仕込み分以上のものは提供できない。

だからこそ、開店と同時に、では名前が埋まってしまうから、開店の4時間前には名前を書いとかないと開店一番には入れないと。
10人入れば満席のお店だから、仕方がない。

でもすごいですよね、商売って、こういった常連客で成り立ってくものなんだと見せつけられる感じ。
いかにリピーター顧客を大事にするか。
勉強になりますわい。

で、行ってきたそのお店。
本当に住宅街にあるから、どことは言わないが。

3時間前の8時に名前を書きに行くよと、叔母。

でも実際は、8時の段階で11時オープンのお客リストには間に合わず、結局私らが入店できたのは12時半ほど。
早い人は、朝6時の段階で扉を叩くらしい。


その日のご飯、マカロニグラタンとケーキを1皿ずつ注文。

グラタン

こんもりと盛られたグラタン

このグラタンが曲者。

私のイメージのグラタンって、厚みのある皿に、マカロニを薄く敷いて、時々鶏肉を置いて。
で、上にチーズを敷いて焼く。うっすいイメージしかないけれど、想像の5倍はある厚みのあるグラタンがでてきた。
これはちょっと想定外。

先ほど書いた通り、デザートのケーキがメインのお店。
だからケーキだけ注文するか、ご飯+ケーキを注文する客が多い。

事実、ご飯はちょっとしか用意してないそう。

最初、グラタン+ケーキを注文する予定だった客が、
「ケーキは×で、、」
と後から店員さんにこっそり言ってるのが聞こえた。

そうでしょう、この量食べた後にケーキなんてちょっとどうかしてる。
一般の小柄な女性は、このグラタンだけで充分胃がもたれる。

どうにか食べた後、ケーキが出てきました。

デザート

このお皿、実は結構デカいのだ

チーズケーキとアイスのプレートに、ブリュレと抹茶の何か。
これまた量が多いんだ。

アイスなんて、みかん並にあるし、後ろのブリュレのお皿も、小さく見えて実はお茶碗よりも大きかった。

私には大食いの叔母(50代)がいたからどうにかなったものの、一人ではグラタン食った後でこのプレート一皿なんて食べきれないだろう。

ここのお店、家族連れよりも単体客が多いのだ。
無理だよー。
とか思ってると、後ろの席に座ってた中山美穂似の美女は、グラタン+ケーキプレート2皿を平らげていた。すごい。

確かにデザートは美味しかったけど、並んでまで食べたいかって言われると。
そこまで甘いものが好きなわけじゃない。

今はコンビニに行けば24時間、それなりのものが思い立った時に簡単に食べられるわけじゃないですか。

でも、わざわざ3時間前に一度訪れて予約してまで食べたいってのは、やっぱり特別なんでしょうな。
(もちろん、混んでない時間帯も稀にあるらしい)

甘いものは、ちゃんとした信頼できるお店でたまの贅沢として楽しみたい。
そんな人がいても、全然おかしくない。
(ちなみにケーキプレートは800~900円くらい)

でも当分、甘いデザートは勘弁してくれ。